リンゴの皮、農薬は大丈夫? 農水省の情報に「そうだったのか」
あなたはリンゴを食べる時に、皮を剥きますか。口当たりなどを気にして皮を剥く人もいるでしょうが、中には「農薬が付着しているかも…」という不安から、避ける人もいるかもしれません。
では、リンゴの皮は食べても大丈夫なのでしょうか。農林水産省協力のもと、紹介します。
農薬については国の基準がある
農薬はリンゴの実に散布するのではなく、主に葉や樹木に散布するものです。
また、農薬は雨水で洗い流され、日光で分解されるため、たとえ実に付くことがあっても自然に流れていきます。
また、農林水産省が、日本国内において使用する農薬について厳しい制限を課しており、人体に影響のあるような農薬の使用はそもそも認められていません。
農林水産省の管理下で、散布量、散布時期が決まっており、使用基準は農薬取締法で設定されています。
残留農薬についても、農林水産省は食品を通じた農薬の摂取量が、以下を超えないことを確認し、人の健康を損なう恐れがないよう定めています。
・毎日一生涯にわたって摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される、1日当たりの摂取量 (ADI:許容1日摂取量)
・24時間、またはそれより短時間の間に摂取しても健康への悪影響がないと推定される量(ARfD:急性参照用量)