牛乳は冷たいまま?温める? 消化吸収にいいのは… 専門協会の説明に「納得」
また乳糖を消化する酵素が少ない『乳糖不耐症』という体質の人は、牛乳などを摂取するとお腹を下しやすい傾向にあります。
その場合、温かい牛乳のほうが乳糖が分解されやすくなるともいわれています。
牛乳の消化吸収に劇的な差があるわけではないものの、牛乳を温めるメリットは十分にあるといえそうです。
牛乳を上手に温める方法とは
※写真はイメージ
ここで、牛乳を適温に温める方法も紹介します。
電子レンジの場合
牛乳を入れたマグカップにラップをかけ、500wの電子レンジで約1分50秒、600wならば約1分20秒加熱してください。
電子レンジを使って牛乳を温める場合、わずかな衝撃がきっかけで突然沸騰する『突沸』という現象が起こりやすくなります。
温める前にかき混ぜる、自動温め機能を使わないなどの対処をし、十分に注意してください。
鍋の場合
牛乳を入れた状態で弱火にかけて、よくかき混ぜながらゆっくり加熱するのがコツです。
どちらの場合も、温度は60℃を目安にするとよいでしょう。
温めすぎると、牛乳に含まれる栄養成分が膜になってしまいます。口当たりが悪くなるため、少しずつ慎重に加熱するのがおすすめです。