チョコレートが真っ白に!これはなぜ? 明治に聞いてみた
あなたは買い置きしていたチョコレートが、白くなってしまったことはありませんか。
パッケージを開けて、白く変色したチョコレートが出てきたら驚いてしまいますよね。
なぜチョコレートが白く変色するのでしょうか。株式会社明治(以下、明治)に聞いてみました。
チョコレートが白くなる原因
――チョコレートが白くなるのはなぜ?
チョコレートが白く変色したり、まだらになったりするのは『ブルーム現象(ブルーミング)』といいます。これはチョコレートが温度や湿度の影響を受けることで起こる現象です。
ブルーム現象には『ファットブルーム』と『シュガーブルーム』の大きく2種類があります。
『ファットブルーム』は温度上昇でチョコレートの脂肪分であるココアバターが溶け、その後に冷えて固まることで白くなる現象です。
一方、『シュガーブルーム』は砂糖が原因で起こる現象です。チョコレートが結露すると、チョコレートに含まれる砂糖が水分に溶け出し、砂糖がチョコレートの表面で結晶化することで発生します。
――白くなったチョコレートはそのまま食べてもいい?
『ファットブルーム』や『シュガーブルーム』を起こしても、身体に差し障りはありませんが、風味は劣ります。