おいしいミカンは重い?軽い? 農家に聞いた『正解』は…
「こたつにミカン」という言葉もあるように、冬が旬の季節であるミカン。
せっかく食べるのであれば、甘くておいしいものを選びたいところです。
和歌山県でおいしいミカンを生産している『観音山フルーツガーデン』の6代目当主・児玉芳典さんに話をうかがいました。
※画像提供:観音山フルーツガーデン
おいしいミカンを見分ける7つのポイント
児玉さんによると、おいしいミカンを見分けるには「7つのポイントがある」とのことです。
1.色が濃いミカン
気温が低下すると、果皮や果肉に色素であるカロチノイドが生成されます。カロチノイドにより、果皮の色が濃くなることで、果肉が熟して甘みが増します。
また、野生において『色が濃い実』は動物が発見しやすい実。動物に発見してもらい、その後食べてもらうことは、種をより遠くに広げるために重要なポイントだといいます。
2.重みのあるミカン
重量感があるということは果汁分がしっかりと詰まっている証拠。糖度が多く含まれると基本的に重くなりますので、重いほどおいしいといえます。
同じ大きさのミカンなら、持ってみた感じがよりずっしりとくる実をお選びください。
3.皮のきめが細かいミカン
ミカンの皮には『油胞(ゆほう)