キッチンのお手入れに使わないで! 企業の注意喚起に「ゲッ」「傷付くの?」
水垢汚れや油汚れがたまりやすいキッチンの水栓金具。人目に触れやすい場所だからこそ、ピカピカの状態をキープしたいところです。
汚れが付着したらできるだけすぐに落とすのがお手入れの基本ですが、中にはやってはいけないNG掃除法もあることをご存じですか。
水回り設備メーカーとして知られるTOTO株式会社(以下、TOTO)のウェブサイトから、ついやってしまいがちな注意点を紹介します。
間違った掃除アイテムの使用は、水栓金具の破損や傷の恐れあり
TOTOがウェブサイト上で注意喚起しているのは、水回りのパーツを破損させる恐れのあるお手入れ方法です。
頑固な汚れで悩まされている時には、効果の高い洗剤を使いたくなるもの。しかし実際には、逆効果になる洗剤類も多いという事実を、頭に入れておきましょう。
具体的に破損の恐れがあると指摘されているのは、以下のようなお手入れ方法です。
・酸性洗剤、塩素系漂白剤、TOTO蛇口まわりのクリーナー以外のアルカリ性洗剤は、水栓の表面が変色したり、樹脂製部品が破損するおそれがあります。
・シンナー、ベンジンなどの溶剤は、ゴムや樹脂製部品が破損するおそれがあります。
TOTOーより引用
除菌や漂白効果が期待できる塩素系漂白剤は、キッチンに欠かせません。しかし、水栓の掃除には使用しないよう注意してください。またアルカリ性洗剤は油汚れに強い性質を持ちますが、こちらも避けたほうがよさそうです。
また上記以外にも、表面に傷を付ける恐れのある掃除用品として以下のようなアイテムを挙げています。
・クレンザー
・磨き粉
・ナイロンたわし
・たわし
・メラミンスポンジ
特にメラミンスポンジは、洗剤なしで頑固な汚れをきれいにできるアイテムとして人気です。気にせず使用してしまいがちなので、十分に注意してください。
TOTOがおすすめしている『蛇口まわりのクリーナー』は、200㎖入り1千430円(税込)で、公式のパーツショップで購入できます。
水栓金具やステンレス製シンク、カウンターに付着した汚れを、すっきり除去できるでしょう。
しつこい水垢汚れや水滴跡に悩まされた時には、専用クリーナーとお手入れクロスによるダブルのアプローチで、きれいにしてみてください。
基本のお手入れは柔らかい布と中性洗剤で
※写真はイメージ
キッチンの水栓金具のお手入れは、基本的に柔らかい布で拭き取るだけでOKです。汚れが落としにくくなる前に、こまめに掃除するのがコツ。調理や洗い物を終えた後など、自分のタイミングでお手入れをルーティーン化するのがおすすめです。
布で拭き取るだけでは落ちない時には、台所用の中性洗剤を水で薄めたものを布に含ませて拭きましょう。
キッチンの水栓金具に汚れが付着していたり、くもっていたりすると、シンク周り全体の清潔感が損なわれてしまう可能性があります。
こまめに掃除していれば、わざわざ強い洗剤を使う必要はありません。正しいお手入れ方法で、トラブルを予防しながら丁寧にお手入れしてみてください。
[文・構成/grape編集部]
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