角張った割り箸と丸い割り箸、形が違うだけ? 老舗箸店の回答に目からウロコ
割り箸とひと口にいっても実は多種多様。
飲食店でもおなじみの角張った割り箸もあれば、コンビニエンスストアでもらえる機会が増えた丸みを帯びた『丸箸』もあります。
丸箸は最初から2本になっており、割る必要がないものをよく見かけるでしょう。
では、角張った割り箸と丸箸は、どんな違いがあるのでしょうか。
宮内庁にも箸を納品している『箸勝本店』の宮本敏治専務取締役に取材しました。
『角ばった割り箸』と『丸箸』の違い
宮本さんに割り箸の種類についてうかがったところ、以下の回答がありました。
まず、割り箸の種類には『形状による違い』があります。
みなさんが一般的にいう角張った箸とは『元禄箸』のことでしょう。
割りやすいように中心に溝が入っており、くびれた断面が元禄小判のように見えるので、このように名づけられました。
一方、最近増えているのは、最初から2本になっている竹の丸箸です。昔はアスペン(白楊)の元禄箸が使われていたのですが、現在は竹の丸箸のほうが安価なため、こちらが増えてきています。
元禄箸は持ち手側の断面を見ると、元禄小判が2つ並んだようになっており、中央に割れやすいように溝が入っているのが特徴。
また、竹の丸箸が一般的になってきたのは、アスペンの元禄箸からの置き換わりが進んできた結果だといいます。
※写真はイメージ
続けて、角張った割り箸と丸箸の持ちやすさについて宮本さんにうかがったところ、このような回答がありました。
持ち手が太いほうが握りやすいですから、角張っている元禄箸のほうが持ちやすいという人は多いかもしれません。
一方、全体的に細い丸箸は使いにくさを感じる人もいるかと思います。
『角張った割り箸』と『丸い割り箸』は、ぱっと見て分かる形状のほか、原価や持ちやすさも違うとのことでした。
「丸い割り箸が持ちにくい…」と感じる人は、自分で割り箸を購入する際は、角張った割り箸を選ぶといいかもしれませんね。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
取材協力箸勝本店
宮内庁にも箸を納品している、創業1910年の老舗箸店。吉野杉で有名な奈良県吉野郡に起源を持つ。
後醍醐天皇について吉野に下った先祖が清和源氏の山本姓で、現在26代目の当主(代々「山本利右ェ門」を名乗る)という由緒正しい名店。
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