『生牡蠣』←これ色名って知ってた? 美しくおもしろい和色【3選】

あなたは、『白』と聞いて、どんな色を想像しますか。
混じりけのない、純粋な白色を思い浮かべる人が多いでしょう。
一方で、街中には、『白』という色名でも、さまざまな色味のアイテムが売られています。
知ると楽しい!『白』3色を紹介
『白』とひと口に言っても、色味や名称はいろいろあるようです。

本記事では、白系統の色の中でも、変わった色名を持つ色を紹介します。
1:乳白色
まず、ご紹介するのは『乳白色』。
牛乳のような、ほんのりと黄色みを帯びた色を指します。

※写真はイメージ
透明感がありながらも、温もりのある印象がある色です。
ガラスや温泉の色を形容する時に使われるので、イメージしやすい色かもしれません。
2:鳥の子色
『鳥の子色』と聞いて、すぐに色を連想できたでしょうか。
鎌倉時代からある日本の伝統色で、黄みがかった淡い白を表します。
色名の由来は、ニワトリの卵の色からきているとか。

※写真はイメージ
『鳥の子色』という色名も、ニワトリの雛ではなく、卵を指しているそうですよ。
3:生牡蠣色
『生牡蠣色』は食べ物の名前だけではなく、色名でもあることをご存じでしょうか。
色名の通り、生牡蠣のぷっくりとした身の色のような、やや灰色がかった黄色みの白です。
牡蠣色という名称でも浸透しています。

※写真はイメージ
英名では、『オイスターホワイト』と呼ばれているとか。
世界共通で、生牡蠣を連想させる色のようですね。
白系統の色でも、さまざまな色合いがあることが分かったでしょうか。
色名をたくさん知れば、『白』だと認識していたアイテムに、違う色名を当てはめられるかもしれません。
いつも見ている景色の見方をちょっと変えるために、まずはいろんな『白』を覚えてみてくださいね![文・構成/grape編集部]