開封後はいつまでOK? 企業の解説に「知らなかった」「助かる」【保存の知識4選】
調味料や飲み物などのパッケージでよく目にする『開封後はお早めにお召し上がりください』という注意書き。
一体どれくらいの期間を指すのか、気になったことはありませんか。
焼肉のたれや鍋つゆなどを製造、販売する、エバラ食品工業株式会社(以下、エバラ)がウェブサイトで解説した目安が、「知らなかった」「初めて知った」と話題を呼んでいます。
『お早めに』はどれくらい?エバラ食品が明かす保存の目安
エバラによると、開封後の保存期間は保存状態によって変わるとのことです。
開封後に冷蔵保存が必要な食品は約2週間〜1か月、冷凍保存が必要なものは、容器に移して約1か月が目安とされています。

※写真はイメージ
ただし、これはあくまで適切な環境で保存した場合の目安です。
温度や湿度が高い場所に置いてしまうと、食品が早く劣化したり腐敗したりする可能性があります。
メーカーが記載している保存方法をきちんと守ることが、品質を保つ大切なポイントです。
また、開封後に使い切れない場合は、アレンジレシピとして別の料理に活用するのもいいでしょう。
エバラのウェブサイトでは、同社の製品を使ったレシピも公開されています。
正しい保存の知識を身につけて、おいしさを長く安全に保つコツを取り入れてみてください。
身近な食品を長持ちさせる保存の基本
ちょっとした工夫で、いつもの食品をよりおいしく、長く楽しむことができます。
保存時の温度や容器の扱いを見直すだけで、風味や食感の劣化を防げるでしょう。
ジャムの冷凍保存は可能?
パンやヨーグルトに欠かせないジャム。
余った時に「冷凍しておこうかな」と考える人も多いかもしれませんが、果実加工食品を製造、販売する、アヲハタ株式会社のウェブサイトによると、ジャムの冷凍保存はおすすめできないそうです。
理由は、解凍時に水分が分離して食感や風味が変わってしまうため。
さらに、瓶のまま冷凍すると中身が膨張して破損する恐れもあり、非常に危険です。
開封後は冷蔵庫で保存し、2週間以内に食べ切るようにしましょう。
固まったハチミツを元に戻す方法
ハチミツを使おうとした時に、白く固まっていた経験はありませんか。
食品輸入業を行う、トマトコーポレーション株式会社によると、ハチミツが固まるのはブドウ糖の結晶化が原因とのこと。
寒い場所で長期間保存すると、ハチミツに含まれるブドウ糖が固まり、カチカチになるのだそうです。
固まっても品質に問題はなく、50〜60℃のお湯で湯煎すれば元の状態に戻せます。
ケチャップの正しい保存方法
使いやすさを考えて、ケチャップのキャップを下にして保存していませんか。
調味料や飲料などの製造、販売を行う、キッコーマン株式会社によると、その置き方は間違いだそうです。
同社の『デルモンテ トマトケチャップ』に関するQ&Aでは、キャップを上にして保管するのが正しいと説明されています。
トマトの水分が時間とともに分離するため、逆さまにして保管していると、キャップ部分に水が溜まって漏れてしまうのだとか。
上向きに保管すれば、そのようなトラブルを防げるうえに、ケチャップを使う時に水分から出てくることもないでしょう。
[文・構成/grape編集部]