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『イモ、栗、豆』どれが正解? おいしい秋の味覚を詠んだ、俳句クイズ

grape
※写真はイメージ
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」

この俳句を、聞いたことがある人は多いでしょう。

明治時代に活躍した俳人である正岡子規の俳句で、現代にも通じる秋の情景を詠んでいます。

柿の写真
※写真はイメージ

このように、身近な季節の食べ物などが登場するものなら、どこか小難しいイメージの俳句でも楽しめそうですよね。

2025年10月現在、秋も深まってきたので、正岡子規の句に出てきた柿のように『秋の食べ物』が登場する俳句を集めてみました。

登場する食べ物を当てる3択式のクイズにしたので、ぜひ考えてみてくださいね!

俳句に登場する秋の食べ物


3人の俳人が詠んだ、おいしそうな食べ物たち。思わずお腹が鳴りそうな句が多いですよ!

問題1:富安風生(とみやす ふうせい)


大正から昭和に活躍した俳人、富安風生の句から紹介します。

たくさんの人が口にしているであろう、甘くておいしい秋の食べ物です。

「ほつこりとはぜてめでたしふかし〇〇」

〇〇に入る食べ物は、以下の3つのうち、どれでしょうか。


1『イモ』

2『栗』

3『豆』

ほかのワードがヒントになっているので、分かった人も多いかもしれませんね。正解は…。

サツマイモの写真
※写真はイメージ

1『イモ』です!

大きくて柔らかいサツマイモが、湯気を上げながらパカッと割れている様子が目に浮かびますね。

今にもサツマイモの香りが漂ってきそうです。

問題2:加藤楸邨(かとう しゅうそん)


昭和から平成にかけて活躍し、人間の内面を追い求めるような作風で知られた、加藤楸邨。

秋に旬を迎える魚が登場する句を詠んでいます。

「〇〇〇焼くにおいの底へ日は落ちぬ」

秋の日に、七輪でじっくりと魚を焼いている姿が思い浮かびますね。さて、登場したのは、以下の魚のうちどれでしょうか。


1『鮭(しゃけ)』

2『カジカ』

3『サンマ』

この魚には、大根おろしが合うんです…!

秋刀魚の写真※写真はイメージ

正解は、3『サンマ』でした!

香ばしい匂いがたまりませんよね。

問題3:橋本多佳子(はしもと たかこ)


大正から昭和にかけて、女性の心理などを詠んだ橋本多佳子の句には、さわやかな甘さが人気の果物が登場するものがあります。

「星空へ店より〇〇〇あふれをり」

「あ、危ない!」と思わず声を出してしまいそうになる、この句。

青果店などで、星空に向かって積まれた『とある果物』が、あふれそうになっているという意味です。

あふれそうになっていた果物は、3つのうちどれでしょうか。

1『リンゴ』

2『ブドウ』

3『アケビ』

コロコロっと転がりそうな果物は…。

リンゴの写真
※写真はイメージ

1『リンゴ』です!

赤く艶やかなリンゴが、スーパーマーケットなどに数多く並ぶ様は、圧巻ですよね。

まさに『あふれそう』な量を、実際に見る機会もあるのではないでしょうか。


秋に旬を迎える食べ物が登場する、3句を紹介しました。

実際に食べるところを想像して、よだれが出そうになった人もいるかもしれませんね。

サツマイモやサンマ、リンゴを食べる時、これらの俳句を思い返して、あなたも試しに1句詠んでみると楽しいかもしれませんよ!

[文・構成/grape編集部]

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