寒い時、お弁当に保冷剤は入れる?入れない? メーカーが教える『正解』は…
夏のお弁当保存に欠かせない保冷剤。冬も使ったほうがいいのかと、迷ったことはありませんか。
夏と比べて気温が低いので「使わなくていいのでは」と思う人は多いかもしれません。
本記事では『冬でも保冷剤を使ったほうがいいのか』という疑問について解説します。
冬でも保冷剤は使ったほうがいい!
保冷剤メーカーの株式会社トライ・カンパニー(以下、トライ・カンパニー)に、冬のお弁当に保冷剤は必要かと聞いてみたところ、このような回答がありました。
冬などの寒い時期でも保冷剤の使用をおすすめいたします。
冬は外気温が低く菌が繁殖しにくい環境ですが、一方で室内は暖房により20℃前後になることが多く、その中で長時間放置すると菌が発生するリスクが高くなるからです。
特に暖房の効いた環境にお弁当を置く場合は、保冷剤の使用を推奨いたします。
※写真はイメージ
冬の保冷剤使用のポイントとは
次に、冬場に保冷剤を使用する際のコツやポイントをトライ・カンパニーに聞いたところ、「冬でも基本的な使用方法は夏場と同様です」とのこと。
以下、お弁当保存で保冷剤を使用する際のポイントです。
・保冷剤を1個使用する場合は、お弁当の上に置くとより効果的。
・複数個使用の場合は、上下・左右から対象物を挟むように配置する。
・保冷バッグに入れて使用することで、より長時間の保冷効果が得られる。
トライ・カンパニーによると、保冷剤の使用時は以下のような点に注意してほしいとのこと。
保冷剤を使う際の注意点として、食品に保冷剤が直接触れないようにしてください。
直接触れると、冷えすぎによる品質劣化が起こる場合があります。
外気温が低くなる冬でも暖房などで室内は暖かいため、衛生面を考慮すると保冷剤を使ったほうがいいようです。
寒い季節でもしっかり保冷剤を活用して、食中毒のリスクを減らしましょう。
ほかにもトライ・カンパニーは、保冷剤を破棄する目安を紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]