ファミマのスプーン、なんで穴が空いてるの? 理由に「それは素晴らしい!」
あなたはコンビニエンスストア(以下、コンビニ)に対して、どんなイメージを持っていますか。
思い立った時にすぐ立ち寄れて、必要なものを手早く揃えられる便利な場所というイメージを持っている人も多いでしょう。
近い将来、そんなコンビニの利便性に加えて、『遊べる場所』という新しい形が実現するかもしれません。
“遊べるコンビニ”で話題の『ファミフェス2025』とは?
2025年12月17日、株式会社ファミリーマートが主催する、『あそべるコンビニ』をテーマにした体験型イベント『FamilyMart FEST.2025(以下、ファミフェス2025)』が開催。
『ファミリーマート(以下、ファミマ)』はこれまで一部店舗にクレーンゲームを導入したり、人気アニメなどとコラボしたりと、買い物に『楽しさ』をプラスする取り組みを進めてきました。
『ファミフェス2025』では、これまでの取り組みに加え、今後新たに挑戦する領域についても、体験型の展示を通して紹介しています。
また、同日のメディア向け発表会には、俳優の吉田鋼太郎さんや八木莉可子さん、松平健さんが登壇!豪華すぎるゲストに会場も盛り上がっていました。
ファミフェス2025
『ファミフェス2025』に参加し、“遊べるコンビニ”を体験してみた!
普段からよく『ファミマ』に足を運ぶ筆者。
『ファミフェス2025』で体験できる展示が気になったので、実際に参加してみました。
『エンタメグルメ』
まず最初に行ったのが、コラボグルメ企画の一部を先行して見られる『エンタメグルメ』のコーナーです。
ブースには、テレビアニメ『呪術廻戦』とコラボしたオリジナル商品や、ゲーム『原神』デザインのコーヒーカップなどの展示が並び、ファンの目を引く内容でした。
ファミフェス2025
ファミフェス2025
また2026年2月には、ゲーム『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』とのコラボも予定しているようで、『ファミマ』のエンタメ性を前面に押し出した企画がファン心をくすぐりますね!
『ファミマの季節イベント』
ダンス&ボーカルグループ『BE:FIRST』や松平健さんとコラボした季節イベントをはじめ、2026年2月の節分に向けては、ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』とコラボした恵方巻の予約を、2025年12月19日から店頭および『ファミマオンライン』で開始しています。
ブースには、コラボ恵方巻の購入特典となる恵方包みや巾着袋なども展示されていましたよ!
ファミフェス2025
『お買い物アトラクション』
続いて向かったのは、会場の中でも一際目を引く、まるでゲームセンターのようなブースです。
ファミフェス2025
全国の店舗で『ファミマクレーンゲーム』を段階的に導入している『ファミマ』。同ブースでは、会場でしか手に入らない『ファミペイ』の公式キャラクターであるファミッペの景品を、実際にクレーンゲームでプレイできました。
早速筆者も、ファミッペの景品を狙ってクレーンゲームに挑戦!
ファミフェス2025
あまりクレーンゲームが得意ではない筆者でしたが…。
ファミフェス2025
ファミッペをゲット…!
景品が取れた瞬間、思わず「やったー!」と声を上げてしまいました!
ほかにも同ブースには、一部店舗でトライアル導入を実施しているアーケードゲーム『ポケモンフレンダ』もあり、「遊べるコンビニとはこういうことか!」と実感。
ファミフェス2025
童心に返ったようについ時間を忘れて楽しむことができました。
ファミマオンラインでお宝探し
いろいろなギフトをオンラインで買い物できる『ファミマオンライン』。2026年3月に迎える1周年に向けて、限定アイテムを用意しているそうです。
ブースで特に目を引くのは、『純金マツケン褒美セット』。
ファミフェス2025
なんと、純金製で約20gもある、世界に1枚だけの『マツケン』のプレートだそうです。
近年、価格の高騰で注目を集める金ですが、この『純金マツケン褒美セット』はその価値だけでなく、コレクター心をくすぐる一点物としても特別感があります。
筆者も間近で見て、その重厚感と輝きに思わず見とれてしまいました。
『「ファミマで『聖地巡礼』」を楽しもう!』
続いては、アニメやスポーツチーム、アイドルの聖地などのご当地ならではのラッピング店舗の取り組みを、紹介するブースに向かいました。
ファミフェス2025
ラッピング店舗とは、建物やショーウィンドウ、看板などに特別なデザインを施している店舗のこと。『ファミマ』は、全国で80店舗以上展開しているそうです。
地域ごとの特色を打ち出すラッピングは、訪れた人に特別感やワクワク感を与えてくれますね!
推し活ファミマプリント
写真や画像を印刷したい時や、年賀状やポストカードを作りたい時に便利な『ファミマプリント』。
同年1月下旬から、イラストレーターや写真家などのクリエイターが、自身の作品を全国の店舗で販売できる『ファミマプリントクリエイターズ』が開始されるそうです。
クリエイターの作品を多くの人に見てもらう機会が広がるため、新たな挑戦への後押しにもなりますね。
会場のスタッフに聞いたところ、コンビニがこのような取り組みをするのは、『ファミマ』が初めてだと言います。
『推し活ファミマプリント』のブースでは、会場限定の『マツケンうちわ』を作るプリント体験が楽しめましたよ。
ファミフェス2025
あそべるファミペイ&ファミマチャンネル
こちらのブースに入ってすぐに目に入ったのは、『ファミペイ』で使える『ファミチキ』割引クーポンのつかみ取り。
ファミフェス2025
『ファミチキ』が大好きな筆者も、このつかみ取りに参加させてもらうと…。
ファミフェス2025
うぉぉ、めっちゃ取れた!
20枚ほどつかみ取ることができましたよ。ブースのスタッフに「新記録ですか?」と聞くと、なんと80枚もつかみ取った猛者がいたそうです!
同ブースはほかにも、スマホの画面を模したディスプレイで、『ファミペイ』のアプリ内の内容を丸ごと体験できるコーナーなどもありました。
たのしナブル
最後に訪れたブースでは、『ファミマ』のサステナブルな活動を紹介。
入口に、食品ロスの取り組みとして話題となった『涙目シール』の巨大なフォトスポットがあったので、写真撮影をしました!
ファミフェス2025
『涙目シール』とは、消費期限が近い商品に貼られる値下げシールのこと。おにぎりやケーキなどさまざまなキャラクターが涙を浮かべながら、「たすけてください」と呼びかけるデザインが共感を誘い、購入を促す工夫がされています。
ブースのスタッフに取材したところ、「シールにより、店舗の食品破棄数量が5%も削減されました」とのことです。
ほかにも、『ファミマ』のサステナブルな取り組みをクイズ形式で楽しく学べるコーナーもありました。
特に筆者が感心したのは、『ファミマ』のプラスチック製のスプーンのクイズ。
ファミフェス2025
スプーンの持ち手に穴を開けることで、プラスチック使用量を年間で約675トン削減することができているそうです!
あなたも、『ファミマ』でスプーンをもらう時は、エコな工夫に注目してみてください。
『ファミフェス2025』に訪れて感じたこと
『ファミフェス2025』に参加してみると、コンビニが単なる買い物の場にとどまらず、楽しく遊べて、新しい体験や発見を提供してくれる場所に進化していることを実感できました。
こうした『新しいコンビニ』がもっと身近に、当たり前になっていくと想像するだけでワクワクしてきますよね。
また、『ファミマ』ならではの人気アニメやゲームとのコラボも、店舗を訪れる楽しみを広げてくれるでしょう。
『ファミマ』の今後の進化に、目が離せませんね!
[文・構成・取材/grape編集部]