「これ本当に病院食?」「温かいのは紅茶だけ」 産婦人科の入院食、その違いに驚いた
出産後の入院生活で、意外と記憶に残っているのが『食事』だったという人は多いのではないでしょうか。
2025年11月頃、Xで大きな話題となったハッシュタグ『#産婦人科のご飯の写真撮ってた人見せて』。
出産後に病院で提供された食事の写真が次々と投稿され、「豪華すぎる!」「病院によってこんなに違うの?」と驚きの声が相次ぎました。
こんなに違うの!?産婦人科のご飯写真に驚きの声
まるでホテルのようなコース料理風の食事が並ぶ一方、シンプルで質素なメニューも投稿されています。
注目を集めた投稿の中から、日本と海外それぞれ話題になった入院食を紹介します。
「これ本当に入院食?」豪華すぎる食事風景に驚き
関東エリアの個人病院で出産した、ユちゃん(@pkmn_yuchan)さん。
投稿したのは、まるでホテルの食事のような豪華な入院食でした。
彩り豊かなメニューが美しく並んでいますね!デザートもボリューム満点です。
ちなみに、『お祝い膳』もまるで高級料亭の食事のよう。
ユちゃんさんに話を伺ったところ、病院選びでは食事も重視していたそうですが、それだけでなく設備やサービス、医療体制の充実も決め手になったといいます。
入院中の食事の中で、特に印象に残っているのは、毎日午後3時に出されるスイーツで、毎日とても楽しみにしていたそうです。
また、産院で忘れられない食事について、次のようにつづっていました。
私は深夜の出産だったのですが、陣痛が長くて夕食を食べられずでした。産後の夜食がアップルパイだったのですが、それが本当においしかったです。
出産でくたくたになった身体に甘いものがしみわたる感覚、想像しただけで共感してしまいますね。
【ネットの声】
・すごい…!どこの産院か教えてほしい。
・毎日がお祝い膳だ。
・最高。もうここに住みたい。
お母さんのご飯みたい…心がほっとする入院食
一方で、おまめ(@Omamechan06)さんの投稿は、豪華さとはまた違う温かさが感じられます。
車で通える範囲内の病院を探し、総合病院ではなくて助産院を選んだという、おまめさん。
「お母さん、おばあちゃんが作ってくれるような献立で、見ても、食べても温かい気持ちになれた」という、入院食がこちらです。
アットホームな雰囲気が食事からも伝わりますよね。
お祝い膳は重箱スタイルで、天ぷらの盛り合わせやシャインマスカットなどが並んでいたとのこと。
『ごちそう感』と家庭的な安心感、どちらもあるのが素敵です。
【ネットの声】
・産後の疲弊した身体に染みわたりますね。
・おいしそう。こういうのがめっちゃ食べたい。
・お母さんのご飯を思い出して泣いちゃいそう。
大盛りご飯と少なめおかず総合病院の食事
総合病院では、予算上の事情などもあり、個人病院ほど食事に力を入れられないケースも。
とある総合病院で出産した、みあ(@miimscl)さんが公開したのは、とても質素な食事風景でした。
おかずが少なめなので満足感を補うためか、ご飯が大盛りになっています。
「慣れると米のほうが先になくなるようになった」とつづっていた、みあさん。普段は質素ですが、お祝い膳とひなまつりなどのイベントごとの時は、豪華な食事が出たそうです。
【ネットの声】
・おかずがこれで米の量がえぐい。
・インゲンがあるのに、さらにスナップエンドウはきついな。
・ある意味優勝。牛乳があってよかった…。
豪華なメニューから質素な食事風景など、病院によって違う入院食に驚いた人は多いはず。
次のページでは、海外からの投稿を紹介します。
日本とは大きく異なる食文化や医療サービスの違いが見えてきますよ。
海外の入院食に驚き!
トマトを直置きドイツの入院食
海外の投稿で注目を集めたのが、かがわ(@rototamax2)さんによるドイツの入院食。
ご飯、おかず、汁物のメニューが一般的な日本の入院食を見慣れていると、かなりシンプルに見えるでしょう。
量が少なそうに感じますが、ドイツでは朝晩に火を使わない簡単な食事をとる『カルテスエッセン』という文化があり、病院でもそのスタイルが一般的なのだとか。
パンやハム、チーズが中心で、温かくボリュームのある食事は昼のみ提供されたそうです。文化の違いがそのままメニューにも表れているのですね。
投稿には「トマトの直置きに泣いた。
スーパーボールであれ」といったツッコミの声も寄せられています。
また、入院中に印象に残ったことについてうかがったところ、産後ケアにおける日本との違いを教えてくれました。
ドイツでは日本の産院のような産湯の文化がありません。血でベタベタの赤ちゃんを乾いたタオルでふくだけで退院まで過ごします。
あと授乳指導などもありません。聞けば教えてくれますが、こちらから働きかけないと何も教えてもらえません。
私は2人目なのでどうにかなりましたが、初産だったら大変だろうな…と思いました。
日本では第一子の場合、産後1週間ほど入院し、助産師などから赤ちゃんのお世話について一通り指導されるのが一般的ですが、海外の場合はすぐに退院させられるケースもあるそうです。
日本の産後ケアがいかに手厚いか、よく分かるエピソードですね。
温かいのは紅茶だけイギリスの入院食
イギリスの国営病院(以下、NHS)での食事を投稿したのは、 (@yoookd)さん。
朝食は限られたメニューから選び、主にトーストやシリアル、ヨーグルトなどが出たといいます。
「トーストは冷え切っているので、バターがしみこまずジャムにしました。温かいのは紅茶だけ」とコメントしていた、さん。
カチカチの冷えたトーストを流し込むためにも、温かな紅茶があるのは救いですね!
入院食に飽きた時は、病院内スーパーでサラダや果物を買い足したり、お見舞いに来た友人や家族に食べ物を持ってきてもらったりしたとか。
食事は満足できるものではなかったものの、窓から見える風景は美しく、心を満たしてくれるものだったそうです。
・トーストのパンが薄切りなのがイギリス風ですね。
・景色の美しさが、胸に染みます。
・トーストしてあるだけよい。
NHSでは過去に病気で入院した際も、検査費や入院費や手術費などすべて無料だったといいます。さんは「命を助けていただき、今でもNHSに感謝しています!」と想いをつづっていました。
イギリスの温かい入院食
同じくイギリス、ロンドンのNHSで出産したのは、赤いきつね(@xxx33333xxx)さん。
昼食や夕食には温かいメニューが出ていたそうです。
ゆでたジャガイモとニンジンという、とてもシンプルな食事ですね…!
NHSでは、一般的に産後翌日の退院になりますが、赤いきつねさんは少し長く3日ほど過ごしたといいます。
「産後の部屋が4人相部屋だったのですが、スピーカーでサッカー観戦している人や大声で長電話をする人など、とにかくうるさくて大変だった」と苦労をつづっていました。
賑やかな病室に慣れていないと、ストレスにもなりそうですが、赤ちゃんの泣き声を気にしなくていいという意味では、気が楽かもしれませんね。
【ネットの声】
・マッシュポテトが好きだからあり。
・満腹にはなる。ニンジンは栄養あっていいぞ。
・これは、英国王室のキャサリン妃も7時間で退院ですわ。
産院のご飯に差があるのはなぜ?
出産する病院によって違いが出る理由には、病院の方針や国ごとの医療制度が大きく関係しています。
日本の病院では、食事をサービスの一つとして充実させるケースが多く『出産後のご褒美』としてお祝い膳を用意することも珍しくありません。
一方、海外では栄養面を重視したシンプルな食事が主流の国もあり、豪華さよりも合理性が優先されているのかもしれませんね。
また、日本国内においても、個人経営の病院や助産院では、他院との差別化として食事を充実させる傾向があるようです。
豪華なお祝い膳も、家庭的で温かい献立も、シンプルで合理的な海外の食事も、それぞれの病院や国の考え方が表れていて興味深いですね。
あなたの記憶に残っている入院食は、どんなものでしたか。
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。[文・構成・取材/grapeトレンド編集部]