藤井聡太、逝去した加藤一二三さんを追悼 棋士たちのコメントに「涙が出た」「本当に偉大な人」
『神武以来(じんむこのかた)の天才』と呼ばれる将棋棋士であり、『ひふみん』の愛称で知られる、加藤一二三さん。
そんな加藤さんの、86歳での旅立ちが2026年1月22日に報じられ、多くの人に衝撃を与えました。
いつも明るく朗らかな性格を生かし、タレントとしても幅広く活躍していた加藤さん。高齢であるにもかかわらず、SNSを使いこなし、たくさんのエピソードを発信していました。
加藤さんの訃報に対し、棋士としての活躍を見てきた将棋ファンだけでなく、『ひふみん』を慕ってきた多くの人が、悲しむ声を上げています。
藤井聡太ら棋士が、加藤一二三さんの逝去受けコメント
加藤さんの逝去が報じられた同日、日本将棋連盟がXアカウントを更新。
日本将棋連盟の会長である清水市代(しみず・いちよ)さんをはじめ、藤井聡太さんら棋士から寄せられた、加藤さんへの追悼のメッセージを公開しました。
加藤一二三九段のご逝去に際し、追悼コメントを頂戴しました。
謹んでご紹介いたします。 pic.twitter.com/LjK3XluH0w— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) January 22, 2026
藤井聡太の追悼メッセージ
2026年1月現在、26歳という若さで活躍している、藤井さん。
藤井さんが2016年に14歳2カ月という若さでプロデビューし、加藤さんが63年間保持した史上最年少記録を破られた際は、「昔の自分に、史上最年少記録を破る少年が63年後に現れると教えてあげたい!」と大喜びしていました。
また2020年に、藤井さんが異例の若さでタイトル獲得を成し遂げた際、その功績を称え「その天賦の才を余すところなく発揮し、天高く翔ける龍となり、将棋という芸術文化の大輪の花を咲かせていただきたい」とメッセージを送っています。
棋士としても、1人の人間としても大先輩といえる加藤さんに、藤井さんはこれまでの感謝の気持ちを込めて、このように追悼しました。
この度の訃報に大変驚いておりますが、安らかに天に召されたことと思います。
長きにわたり将棋界を代表する棋士としてご活躍されたことに深く敬意を表するとともに、信念を貫く姿勢を直に学ばせていただいたことに改めて感謝を申し上げます。
心より平安をお祈りしております。
@shogi_jsaーより引用
SNSアカウントでも追悼していた、羽生善治
棋士の羽生善治(はぶ・よしはる)さんも、日本将棋連盟を通してコメントを発表。
1989年に行われた2人の対局は、羽生さんが『伝説の5二銀』という手で勝利をつかみ、解説が思わず叫んだほどの名勝負として語り継がれています。
ともに日本の将棋界を支えてきた棋士として、羽生さんはこのように思いを明かしています。
加藤一二三先生は生涯をかけて将棋に打ち込まれていた偉大な棋士でした。
現役生活63年は空前絶後の大記録でありましたし、気力と情熱を失わずに盤上と格闘する姿にいつも敬意を感じていました。
心より平安をお祈り致します。
@shogi_jsaーより引用
羽生さんは、加藤さんの逝去が報じられた約30分後、自身のXアカウントでも追悼のメッセージを投稿していました。
加藤さんと同じく、羽生さんも日本の将棋界で長年活躍してきた身。
これまでの思い出を振り返り、その出会いを神様に感謝したと言います。
加藤一二三さんの逝去受け、羽生善治が追悼「胸にしみる」「敬意が伝わってきた」
棋士たちのメッセージに「加藤さんは将棋界のレジェンドだ」の声
63年という長い年月を将棋に捧げ、日本の将棋界を盛り上げてきた加藤さんは、棋士たちにとって大きな存在だったのでしょう。
ネット上でも、加藤さんの活躍に敬意を表し、多くの人が追悼のメッセージを寄せています。
・本当に偉大な棋士でした。かっこよく、愛らしい方だった。
・ひふみんはクリスチャンだから、全員『ご冥福』という言葉を使っていない。敬意を感じる。
・晩年は『愉快なおじいちゃん』という愛されキャラだったが、かつては『凄まじい迫力の天才棋士』だった。
どちらの姿も大好きです。
・全員から尊敬の念が伝わってきて、涙が出た。愛されていたんだなあ。
きっとたくさんの人が、『ひふみん』の印象的な笑顔を思い浮かべたはず。
加藤さんは天国でも、あの笑みを浮かべながら、穏やかな日々を送るのでしょうね。
[文・構成/grapeトレンド編集部]