『ヒアリング』の意味、日本とアメリカでは違う? 誤解を招く『hear』と『listen』の違いを解説【英語】
窓を開けた瞬間に鳥の声が入ってきたり、家族の話に耳を傾けたり。どちらも日本語なら『聞く』です。
一方、英語では『listen(リッスン)』と『hear(ヒア)』を場面で使い分けます。
どちらを使うのか、クイズ形式で見ていきましょう。
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鳥の声が『聞こえる』時はどっち?
窓を開けたら、鳥のさえずる声が聞こえてきました。『listen』と『hear』のどちらを使うでしょうか。
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正解は…
正解は『hear』です。『hear』は、『意識しなくても音が耳に入ってくる』という意味です。
こちらが集中していなくても、音が届けば『hear』になります。
例えば、次のように使われます。
・I can hear birdsong.(鳥のさえずりが聞こえる)
・I heard a strange noise.(変な音が聞こえた)
どちらも「聞こうとした」というより、『音がした』『耳に入った』という受け身のニュアンスです。
ちなみに、仕事で「ヒアリングします」と言うことがありますが、英語の『hearing』は『聴覚』のほか、『(裁判などの)審理』や『公聴会』という意味でも使われます。
日本の『ヒアリング』と違った意味になることがあるため、注意しましょう。
音楽を『聴く』時は?
音楽などを聴く場合はどうでしょう。漢字の使い分けから、なんとなく答えを想像できている人もいるかもしれませんね。
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正解は…
正解は『listen』です。
『listen』は、意識して聞くという意味になります。集中して、耳を傾けるイメージです。
学校の試験などにある『リスニング(listening)』がこの単語なのも納得ですよね。
例えば、次のようなフレーズがあります。
・Please listen to me.(私の話を聞いてください)
ここでポイントになるのが前置詞の『to(トゥ)』です。『listen』は『何に耳を向けるか』がセットになるため、『listen to ~(~を聞く)』の形がよく使われます。
『Listen to this song.(この曲を聴いてみて)』も同じです。『この曲』に意識を向けてほしいため『listen』となります。
ふっと耳に入ったなら『hear』、意識して耳を向けたなら『listen』。英会話が必要になった時に、ぜひ思い出してみてください!
[文/川田幸寛構成/grape編集部]