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【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

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【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、イラストレーターの渡辺裕子(@satohi11)さん。

2026年1月スタートのテレビドラマ『夫に間違いありません』(フジテレビ系)の見どころを連載していきます。以下、ネタバレが含まれます。

渡辺裕子さんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。

聖子(松下奈緒)の努力もむなしく、とうとう天童(宮沢氷魚)に姿を見られた一樹(安田顕)。

いずみ(朝加真由美)の反撃もあり、なんとか一樹を逃がすことができたが、紗春(桜井ユキ)が天童と手を組んでいることを知った聖子は焦る。

その後、紗春は天童に「証拠探しの協力から手をひく」と告げるが、それは裏で聖子と、お互いの秘密を守る約束を交わしたからだった。

聖子と紗春は縁を切る約束をしたが、互いの娘である亜季(吉本実由)と希美(磯村アメリ)は仲のいい友だちになっていて、ある日曜日に亜季が希美を連れて家に帰ってくる。


そこへやってきた天童と聖子は言い合いになり、聖子の大きな声を聞いた希美はひどくおびえる。その様子を見た天童は、希美は紗春に虐待を受けているのではと聖子に告げ…。

同一人物とは思えないほど変わった聖子


ますます激化する、聖子と紗春の戦い。

前回のおでん屋での、雑談に見せかけた静かな攻防もゾクゾクしたけれど、今回の車での密談は、それ以上にエスカレートしている。

「通報されて困るのは聖子さんでしょ」

【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

そう攻撃する紗春に「ホントに私だけかな?」とストレートに、「うちの夫が捕まれば警察にあなたの秘密を話しますよ」とやり返す聖子。

そして、もう紗春には関わらないと約束する聖子に向けて「もし約束破ったら、あたし今度こそ何するか分かんないから」と牽制の一発をぶつける紗春も全然負けていない。

「聖子さんが終わるときは、私も終わるときってことね」と紗春が言うように、ふたりのどちらかだけが助かるのがありえないくらいに、聖子と紗春の運命は強く結び合わされている。

「離れようとしてもがいて傷つけあうくらいなら、共闘することを選んだ方がいいのでは」と思うのだが。
【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

それにしても、第一話からの聖子の変貌ぶりがすごい。

「もらった保険金を返せない、どうしよう」と泣いておびえ、それでも帰ってきてくれた一樹と抱き合っていたおっとりとした受け身の聖子と、オリーブの木(聖子にとっては家族の象徴)の害虫についていずみに聞かれて「大丈夫です。悪い虫は私が必ず追い払いますから」と低い声で返す聖子が、同一人物とは思えない。

家族を守るために、ここまで強く変わるとは。

彼女は、腐ったオリーブの幹…いずみが言うには『家族のお父さん』を『切る』ことを、近々決断しそうな気がする。そのくらい強くなりつつある。

【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

物語が進むにつれて聖子が変化するのと同様に、紗春への印象も変化している。

ただそれは彼女が変わったのではなく、彼女をおおっていたベールが一枚ずつはがされ、真実の紗春が見えつつある、という感じの変化だ。


『行方不明の夫を探す、人懐っこいシングルマザー』だった彼女は、ここに来て『夫を殺し、それを隠すために誰でも利用する女』そして『夫の連れ子を虐待して保険金をもらおうとする女』となった。

けれど、今見せられているそれは本当に『真実の紗春』だろうか。

【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

ここまで繰り返し匂わされてきた、希美が紗春から虐待を受けているのではという疑惑。私も途中まではそう思っていた。

聖子の声で希美はひどくおびえ、天童が虐待の可能性を指摘。周囲の人間は紗春は子どもを愛せないと証言。

そして今回聖子が希美の背中に火傷の跡を見つけ、その疑惑は裏付けられた…ように見えるのだが、これは毎回恒例の、巧妙に植え付けられた偽の手がかりな気がしてならない。

【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

希美が強くおびえたのは、天童の大声と、聖子の「やめて!」という悲鳴がきっかけだった。


男性の叫ぶ声と女性の悲鳴。そこから、紗春の夫・幸雄(今里真)が紗春と自分に暴力をふるったことを思い出してしまった、というのが真相なのではないか。

つまり真実の紗春は『自分と娘を守るために夫を殺してしまった女』なのでは。「ママが好き?」と問われて、無口な希美が即座に「うん」とうなずいたことの方を信じたい。

通報がどのような展開を生むのか


しかし聖子は、意外なことに希美が虐待を受けている疑いがあると、児童相談所に通報する。

もう紗春たちに関わらないという約束を破ればどうなるかはわかりつつ、自分の身を守るより希美を守ることを選ぶ。こういうところが、強い女へと変化しても変わらない聖子の優しさであり、弱さでもある。

果たして今回の通報は、彼女の運命をどう変えるのか。


そして聖子のところに来た警察は、報復として紗春が通報した結果なのか。

【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

女たちが変化しながら戦っている裏で、一樹は家の前で亜季に目撃されるなど、あいかわらずクズである。

けれど夜の川辺で灯りに照らされ、家族を思ってひとり涙する一樹は、ドキッとするほど色気があり、自分のせいだろうとツッコむのを一瞬忘れて同情してしまった。

【考察】松下奈緒の変貌ぶりが凄まじい 低い声で放った一言にゾッ『夫に間違いありません』第9話

そう思ったら次週予告で、保険金をすべてよこせと脅しているクズすぎる姿に、同情心は瞬時に蒸発。やはり聖子と紗春ふたりが共闘し、引導を渡すしかないのでは。

[文/渡辺裕子構成/grape編集部]

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