焦げた鍋、捨てるの待って! 調理器具のプロが教える「正しい対処法」
カレーなどの煮込み料理を作っていると、鍋底が焦げてしまうことがあります。
火加減を間違えた、かき混ぜなかったなど理由はいろいろですが、焦げができてしまったらどのように対処するのがいいのでしょうか。
調理器具の専門メーカー、ウルシヤマ金属工業株式会社(以下、ウルシヤマ金属工業)に聞きました。
鍋底に焦げができてしまった時の対処法
――鍋底に焦げができてしまったら、どう対処したらよいでしょうか。
鍋に焦げができた場合の対処としては、使い終わった後に水を張って、火にかければ、焦げが浮いて取ることが容易になります。
中火で加熱し、沸騰後、弱火で5~10分ほど煮たら火を止め、少し冷ましてからスポンジなどでこすります。
黒くなるまで焦げついた場合には、クリームクレンザー(研磨剤入り洗剤)などの洗剤を用いて、スポンジで磨いて取るといいでしょう。
ただし、これはステンレス鍋などの場合で、テフロン加工(フッ素加工)、セラミックコーティング、銅鍋の場合にはクリームクレンザーを使用することは避けてください。
クリームクレンザーは簡単にいうと研磨剤ですので、コーティング鍋では寿命を縮めてしまいます。
※写真はイメージ
――焦げができたままの状態で、鍋を使ってもよいでしょうか。
例えばステンレスの鍋の場合には、不動態被膜(※)で覆われているのですが、焦げができて被膜が傷ついたままで放置してそのまま使うと、劣化が進んで穴が開いてしまうことがあり得ます。
※金属(特にステンレス)の表面に自然にできる、非常に薄い酸化膜のこと。この膜があるため、ステンレスは『錆びにくい』性質を持ちます。
焦げができたままの鍋を放置することはおすすめできません。
もし焦げができたら、ウルシヤマ金属工業のアドバイスを参考に、すぐに対処するようにしましょう。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]