流しでジューッはNG? フライパンを長持ちさせる使い方を専門家に聞いた
使い終わったフライパンを、熱々のまま洗っていませんか。実はこれ、フライパンの寿命を縮める原因の1つなのです。
当記事では、フライパンのコーティングを長持ちさせるお手入れ方法について、IH鍋のパイオニア、株式会社フジノス(以下、フジノス)、営業部の近藤さんに聞きました。
熱いフライパンを急に冷やすと何が起きる?コーティング劣化の理由
フライパンのコーティングは、金属の表面に薄い皮膜を吹きつけて加工しています。
フライパンを熱すると金属部分が膨張しますが、直後に急冷すると金属が急激に収縮し、フライパン本体の変形やゆがみの原因になるとのこと。
熱くなったフライパンを急冷するのは、人間が突然、冷たいプールに飛び込むのと同じで、フライパンも驚いてしまうそうです。
※写真はイメージ
洗う時の目安は、触れるくらいまで冷めてからが理想。
しかし、そこまで待てない人がほとんどでしょう。
その場合は、ぬるま湯を使えば多少早めに洗っても問題ないとされています。
フライパンとの温度差が小さく、コーティングやフライパンへの負担が少ないそうです。
その使い方、大丈夫?フライパン寿命を縮める行動
※写真はイメージ
急冷以外にも、フライパンのコーティングを傷める原因はいくつかあります。
・金属製のへらや箸での調理
・最後まで強火を使用
・調理済みの食材をフライパンで保存
・食洗機の使用
特に、調理した食材をフライパンにそのまま保存するのは避けましょう。
フライパンに食材を入れっぱなしにして一晩置いておくと、食材に含まれている塩分がコーティングを侵食して剥がれる原因になるそうです。
フライパンはあくまで調理器具であるため、調理後は保存容器に移しましょう。
食洗機について、フジノスは「入れるなとは言いませんが、おすすめしません。アルカリ性の洗剤や研磨剤がコーティングを傷めるリスクになるためです」と教えてくれました。
今日からできる、フライパンを長持ちさせる使い方
フジノスがすすめる、日常的に意識したいフライパンを長持ちさせるポイントはこの3つです。
・シリコン製や木製などのやわらかいキッチンツールを使う。
・焦げがついた時は、お湯を入れて軽く煮立ててからやさしく洗う。
・フライパンは『大は小を兼ねない』ため、用途に合ったサイズを選ぶ。
大きなフライパンで少量を調理すると、余った部分が空焚き状態になり、劣化が早まります。そのため、用途に合わせた使い分けが理想的だと教えてくれました。
調理道具はやさしく扱って、長く使いたいですね。
[文・取材/ブリジア構成/grape編集部]