タオルがすぐガサガサに… プロが教える3つの原因【タオルの復活方法】
洗濯研究家の平島利恵です。
先日、ウェブメディア『grape』の編集部から、こんなSOSが届きました。
「うちの編集者のタオル、なんとかしてください!使い始めてまだ1年なのに、もうガサガサなんです」
1年でガサガサなんて、それは何か原因があるはずです。
今回は、タオルがすぐにダメになってしまう原因と、ふわふわを復活させる方法をお伝えします。
タオルがガサガサになる3つの原因
1.パイルが寝てしまっている
『grape』編集部から送られてきたバスタオル(撮影:Heulie)
タオルの表面には、ループ状の『パイル』があります。このパイルが立っているとふわふわ、寝ているとガサガサな肌触りに。
洗い方や干し方によって、タオルのパイルが寝てしまいます。特に外干しで乾かすと、パイルが寝てパリパリになりやすいんです。
「タオルはパリパリのほうが好き!」という人も多いですよね。しっかり乾いて、よく水を吸いそうに感じます。
ただ、外干しで太陽の紫外線により繊維が傷み、劣化してガサガサになってしまうことも。
よく乾かしているつもりが、実はタオルを傷めてしまう場合もあるので、直射日光下での干し過ぎは控えましょう。
2.柔軟剤の使い過ぎ
撮影:Heulie
「タオルをふわふわにしたいから」と柔軟剤を毎回入れていませんか。
実は、柔軟剤の使い過ぎは、タオルがゴワつく原因にもなるんです。
柔軟剤は繊維をコーティングして柔らかく仕上げますが、その際にタオルに汚れが残っていると、汚れごとコーティングしてしまいます。
これが黒ずみやニオイの原因に。
また、使い過ぎると、吸水性も低下します。
たった1年でガサガサになってしまう場合、柔軟剤が積もり積もった状態かもしれません。
タオルには柔軟剤を入れなくてもOK。使いたい場合は10回に1回程度に減らすか、吸水力がUPするタイプの柔軟剤を選びましょう。
3.蓄積汚れ
毎日洗っていても、皮脂や汗の汚れは少しずつ繊維の奥に残ります。目に見えない汚れが蓄積すると、黄ばみ・黒ずみ・ニオイの原因にも。
ガサガサタオルを復活させる『つけ置き洗い』
『grape』編集部から送られてきたタオル類をつけ置き(撮影:Heulie)
蓄積汚れや柔軟剤の残りをリセットするには、つけ置き洗いが効果的です。
【つけ置き洗いの手順】
1.40℃のお湯にアルカリ性粉末洗剤を溶かす。
2.タオルを入れて30分〜1時間つけ置き (一晩でもOK)。
3.つけ置きした洗浄液ごと洗濯機に入れ、通常通り洗濯。
忙しい人は寝る前につけ置きして、起きた時に洗濯機にかけるのもおすすめです。
仕上げの『乾かし方』でふわふわに
タオルをふわふわに保つには、乾かし方も重要です。
干す前に振りさばく
撮影:Heulie
干す前にタオルをバサバサと力強く振りさばいてください。10回くらいが目安。
寝ていたパイルが立ち上がって、ふんわり仕上がります。
乾燥機にかける
撮影:Heulie
乾燥機の温風には繊維をほぐす効果があります。
手軽にふわふわにしたい人は、乾燥機がおすすめです。
タオルの仕上がりはいかに…?
『つけ置き→洗濯→乾燥機』で、汚れをリセットしたタオル類。
下の写真の通り、つけ置きの水はそこまで濁りませんでした。
『grape』編集部から送られてきたタオル類をつけ置き(撮影:Heulie)
しかし、洗い上がりは全体的にスッキリした印象に。触り心地も、ふわふわに戻りました。
「長年使っている」というハンドタオルもスッキリ(撮影:Heulie)
タオルで顔を拭いた時に「ニオイが気になる…?」と感じたら、蓄積汚れのサイン。ぜひつけ置き洗いを試してみてくださいね。実際のつけ置き洗いの様子は、こちらの動画で見ることができます。
『grape』編集部から送られてきた、たくさんのタオル類をスッキリ洗い上げたので、チェックしてみてください。
[文・構成/平島利恵]