主電源を切ると逆効果! シャープに聞いたテレビの節約術
「テレビは主電源をこまめに切ることで節電になる」と考える人もいるかもしれません。
しかし、明るさの調整など使い方によっては、より効率的に電気代をおさえられる場合があるそうです。
テレビは家庭で長時間使用する家電の1つであり、電気代が高騰している現代では、できるだけ節約を意識したいですよね。
そこで本記事では、テレビなどさまざまな生活家電を展開する総合電機メーカーであるシャープ株式会社(以下、シャープ)に、最新テレビの効果的な節電方法や、節電に関するよくある誤解について聞いてみました。
テレビは主電源を切るより明るさ調整のほうが節約に効く
まず、節電の効果は機種とインチサイズにより異なりますが、視聴の際に画面の明るさを調整することでも、一定程度の消費電力の削減が見込めます。
また、シャープの最新機種に搭載されている『節電モード』をオンにすると、最新の電力制御技術によって、明るさ感を維持しながら最大20%の電力抑制が期待できるとのこと。
最新のテレビでは、こうしたストレスの少ない節電策も用意されているので、うまく活用してみてください。
画像提供:シャープ株式会社
さらに、現在のテレビの主流となっている『有機ELテレビ』と『液晶テレビ』でも、年間の消費電力量は異なります。
それぞれの年間消費電力量は次のとおりです。
・有機ELテレビ 55型『4T-C55HQ1』:年間消費電力量 122kWh
・液晶テレビ 55型『4T-C55HN2』:年間消費電力量 118kWh
性能を示す数字では、『有機ELテレビ』のほうが消費電力量は高くなっていますが、厳密にいうと映像によって電力削減効果は変わります。
テレビの消費電力はパネルの明るさ設定によって決まります。有機ELは自発光デバイスがゆえに、黒の部分が多い映像では明るくする必要がある部分だけが発光するので、特に暗いシーンの多い映画などでは液晶テレビより節電効果が見込めるでしょう。
最近では、有機ELと同様に節電効果のある『miniLED』という液晶テレビもあります。
従来の液晶ディスプレイのバックライトを小型LEDに置き換え、より緻密な明暗制御が可能です。
節電のために明るさ調整をする際のポイント
『4T-C55HP1』などの最新テレビであれば、消費電力を抑制する設定を一括で行える『節電モード』を活用するとよいでしょう。
手動で明るさ調整を行う場合は、視聴環境やコンテンツによって、無理のない範囲で明るさを落とすことで節電につながります。
画像提供:シャープ株式会社
また、明るさ調整以外でできる節電方法として、次の5点も意識してみてください。
1.指定した時刻にテレビの電源をOFFにする『オフタイマー』を活用して、つけっぱなしを抑制する。
2.何も操作をしない時間が続くと自動的に電源が切れるよう設定できる『無操作電源オフ機能』を活用する。
3.必要な時に自動でテレビをつけられる『視聴予約』を活用する。
4.映像を消して音だけを聞くことができる『画面OFF機能』を活用する。
5.画面をこまめに清掃し、ホコリを除去する。
日常的にこれらのポイントを意識することで、無理なくテレビの消費電力をおさえられるでしょう。
テレビの節電に関するよくある誤解
テレビは「毎回コンセントを抜くことが節電につながる」と思われがちですが、現在のテレビは完全な待機状態では0.5W~数W程度ですので、年間の節電額はそれほど大きくありません。
むしろ高機能化している最新機種では、コンセントを抜いてしまうとリモコンでONにできない起動時間や番組表取得などに影響し、操作可能になるまで時間もかかるでしょう。
そのため、主電源はONのまま使うことを推奨します。
画像提供:シャープ株式会社
日常の使い方を見直すことでテレビの無駄な電力消費はしっかりおさえられるので、明るさ調整やつけっぱなし防止など、今日からできる節電対策を習慣化してみてくださいね。
[文・取材/ブリジア構成/grape編集部]