【自転車青切符】自転車でのNG行為、意外とやりがちなのが…?
新しい年度が始まり、登校や通勤、お出かけなどで自転車に乗る機会も増える時期ですね。
「今日のご飯は何にしようかな」
「テストの結果どうだった?」
友人と横に並んでおしゃべりを楽しむ。
そんな光景をよく見かけますが、2026年4月からは『要注意』な行為かもしれません。
同月から、自転車の交通違反に対しても、車と同じように『青切符(反則金制度)』が導入されました。
これまで見逃されがちだった『横並びでの走行』も、取り締まりの対象になる可能性があるのです。
弁護士「『並進走行』は原則、法律違反です」
※写真はイメージ
自転車が2台以上横に並んで走る『並進(へいしん)走行』は、法的にはどのように定められているのでしょうか。
大阪府大阪市で、まこと法律事務所を運営する北村真一弁護士にうかがいました。
――友達や家族と自転車で横に並んで走ることは、違反になるのですか?
はい、道路交通法第19条により、自転車は原則として『並進』が禁止されています。
たとえおしゃべりをしていなくても、2台以上の自転車が横に並んで走ること自体がルール違反なんです。
これまでは警察官からの指導や警告で済むことがほとんどでしたが、2026年4月からは、16歳以上であれば『青切符』を切られ、反則金を支払わなければならない可能性があります。
――反則金はいくらくらいになるのでしょうか?
並進の禁止違反の場合、3,000円の反則金対象となります。せっかくの楽しい外出が、数千円の痛い出費に変わってしまうのは悲しいですよね。
――なぜ『横並び』はダメなのでしょうか?
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自転車が2台並ぶと、道路を大きく占領してしまいます。すると、後ろから来た車が追い越す際に反対車線にはみ出さなければならず、対向車との接触事故を招く恐れがあります。
また、並んで走っているとどうしても注意力が散漫になり、歩行者への気づきが遅れる原因にもなるんです。道路はみんなで共有する場所。
横並びを避けることは、自分たちだけでなく、周りの人の安全を守ることに直結しているんですよ。――例外的に並んで走れる場所はあるのでしょうか?
道路標識に『並進可』という青い標識がある場所では、2台まで並んで走ることが認められています。ただし、この標識が設置されている場所は非常に珍しいため、基本的には『1列で走るのがルール』と考えておきましょう。
笑顔で目的地にたどり着くために
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自転車は車よりも手軽な乗り物ですが、同月からは『車両』としての自覚がより一層求められるようになります。
並んでおしゃべりを楽しみたい気持ちはよく分かりますが、事故を起こしたり違反切符を切られたりしては、楽しい思い出も台なしでしょう。
おしゃべりは目的地に着いてから、あるいは休憩中のカフェなどでおこない、『道路では1列』というマナーを家族や友人と共有して、安全で心地よい春のサイクルライフを楽しんでくださいね。
[文・取材/LUIS FIELD構成/grape編集部]