マッシュルームの『裏の黒ずみ』の正体 知らずに捨てていた事実に大後悔【食材の豆知識4選】
料理中に食材の見た目がいつもと違うことに気づき、傷んでいるのか不安になった経験は誰にでもあるはず。
変色していたり、見慣れないものが付着していたりすると、つい捨ててしまいそうになるかもしれません。
しかし、一見すると劣化に思えても、実は食べ頃のサインであるケースも。本記事では、マッシュルームや果物、お米など、身近な食材に見られる異変の正体を解説します。
マッシュルームの裏側の黒ずみは劣化のサインではない
マッシュルームを調理しようとした際、傘の裏側が真っ黒に変色していて戸惑った経験はないでしょうか。
※写真はイメージ
普段食べている白い断面とは明らかに違うため、「古くなってしまった」と勘違いして処分してしまうかもしれません。
実は黒ずみは、成長して傘が開き、空気に触れたことによって現れる自然な現象です。傘が開いたマッシュルームは香りがよく、料理の風味を高めてくれる食べ頃のサインといえます。
この風味を落とさないようにするためには、水で洗わないことが大切。汚れが気になる場合は、湿らせたキッチンペーパーで優しく拭き取るようにしましょう。
捨てるのはちょっと待って!身近な食材の気になる異変
マッシュルーム以外にも、勘違いしやすい変化が現れる食材があります。
キノコ類や果物、お米に起こりうる変化の正体を確認していきましょう。
シイタケやエノキに生える白いふわふわの正体
シイタケやエノキを取り出した際、表面に白い綿のようなものが付着しているのを見て、「カビが生えた」と焦る人は少なくありません。
湿気の多い時期などは特に警戒してしまいますが、白い付着物はキノコ自身の一部が姿を変えただけのもの。水で洗ってもなかなか落ちない白いふわふわは、食べても身体に影響を与えない安全な物質です。
ただし、白以外の付着物はカビの可能性があるため、注意しましょう。
柑橘類の皮に現れる黒い斑点
ミカンやレモンなどの柑橘類を買ってきた際、皮の表面にすすのような黒い斑点やかさぶた状の傷を見つけることがあります。
その見た目から、「中身まで傷んでいるのではないか」と思うかもしれません。しかし斑点は、栽培時の天候の影響や特定の病害虫によって引き起こされる現象。
表面が汚れているだけで果肉には影響がなく、水で洗い流せば安心して食べられるケースがほとんどです。
炊いたお米に混ざる謎の茶色い塊
ふっくらと炊き上がった白米の中に、見慣れない茶色い塊が混ざっていた経験はありませんか。
虫や異物に見えるため、食べる気が失せてしまうことも。
しかし、薄茶色や濃い茶色の塊は、精米の過程で生じる『糠玉(ぬかだま)』と呼ばれる副産物です。
圧力や摩擦などで糠同士が固まっただけのお米由来の成分のため、健康への影響は全くありません。
気になる場合は、ザルで取り除いてみてください。
[文・構成/grapeフード編集部]