悪気がなくてもアウト 多くのホテルが禁止する、『意外とやってしまいがち』な行動は…
旅行や出張でホテルに滞在している際、地元の友人や親戚などと会うこともあるでしょう。
そんな時、「ちょっと部屋で話そうか」と、軽い気持ちで宿泊者以外の人を客室に招き入れたくなる場面があるかもしれません。
しかし、実はこれ、多くのホテルでNGとされている行為なのです。
意外と知らないホテルの正確なルールと、その裏にある大切な理由をご紹介します。
数分でもNG?担当者に聞いた客室のルール
ホテルの客室に宿泊者以外が入ることは、どこまで許されるのでしょうか。
そんな疑問を解消すべく、株式会社スーパーホテルの広報担当者にお話をうかがいました。
――荷物の受け渡しや数分程度の面会など、短時間であっても客室へ入ることは禁止されていますか?
はい。防犯および安全管理の観点から、たとえ短時間であっても、ご宿泊者さま以外のかたが客室階および客室へ入ることは一律でお控えいただいております。
万が一このルールをお守りいただけず、無断での入室が発覚した場合には、人数に応じた追加料金を申し受けることになります。
たとえ一瞬であっても、宿泊者以外の人が『客室フロア』に立ち入ること自体が、一律で禁止されているとのこと。
よかれと思って招き入れた結果、思わぬ出費につながってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
画像提供:株式会社スーパーホテル
――厳しいルールを設けているのは、どのような理由があるのでしょうか?
一番の目的は、お客さまのプライバシーと安全を守ることです。加えて、万が一の火災や天災など、非常事態が発生した場合に、迅速かつ確実な避難誘導や安否確認を行うためでもあります。
お客さまに安心して快適にお過ごしいただくために万全の体制を整えています。
もしもの時に、自分の身を守ってもらうためのルール。そう聞くと、納得感がありますよね。
――では、どうしても知人と会いたい場合は、どうすればいいのでしょうか。
当ホテル内でご親族さまやご友人、お知り合いのかたがたとの面会をご希望される場合は、フロント階のロビーやラウンジをご利用いただけますと幸いです。
画像提供:株式会社スーパーホテル
最近のホテルでは、宿泊者以外も自由に使えるラウンジや、ドリンクが楽しめるバーなどの設備が充実しているところも増えています。
客室というプライベートな空間を大切に守りつつ、共有スペースを賢く使うのが、ホテル滞在のスマートなマナーですね。
画像提供:株式会社スーパーホテル
ルールを知ることで、旅はもっと安心に
『客室に宿泊者以外を入れない』というルールは、決して冷たい制約ではなく、そこに泊まるすべての人の安全と静寂を守るための『優しさ』から生まれたものでした。
ホテルのルールを正しく理解しておくことは、自分自身だけでなく、ほかの宿泊客への思いやりにもつながります。
ホテル滞在時に知人と会う時は、広々としたロビーや居心地のいいラウンジを積極的に活用して、安心で楽しい一時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
[文・取材/LUIS FIELD構成/grape編集部]