キッチンスポンジ、最近いつ替えた? 『汚れ』がついたスポンジで皿を洗うと…
食器を洗う際、汚れが少ないからといって洗剤をつけずにスポンジだけで洗ってはいないでしょうか。
実は、食物の残りかすと水分が付着した台所用スポンジは細菌の温床です。
数週間使用したスポンジには数万~数億もの細菌が繁殖していることがあります。
皿をきれいにしているはずのスポンジが汚染されていると何が起こるのか、スポンジを汚して検証してみました。
『汚れたスポンジ』で皿を洗うと…?
約1億の黄色ブドウ球菌と、肉エキスを新品のスポンジになじませ、食器洗い後の皿に残る細菌数を調べました。
結果は以下の通りです。
洗浄前(CFU) 洗浄後(CFU) 洗剤なし(水洗いのみ) 77,000 8,000 除菌表示のある洗剤A 390,000 0 除菌表示のない洗剤B 130,000 0
CFU=菌量の単位
(洗浄条件)皿全体をスポンジで10回こすり、流水で10秒。水温約23℃。
約2.5gの洗剤を直接スポンジに塗布。
3枚の皿を汚染スポンジで軽くこすり、直後に皿の表面を検査すると、5×5平方cm当たり77,000~390,000の黄色ブドウ球菌が付着していることが分かります。
その皿のうち1枚を、同じ汚染スポンジに水をつけて10回こすり、流水ですすぎました。
ほかの2枚は、除菌表示のある洗剤Aと除菌表示のない洗剤Bをそれぞれスポンジにつけて泡立て、同様の手順で洗っています。
皿の水気をよく切って再び細菌検査をすると、水洗いのみの皿は8,000(CFU/5×5平方cm)の黄色ブドウ球菌が付着。
これに対し、洗剤Aと洗剤Bの皿からは検出されませんでした。除菌表示の有無に関わらず、洗剤によって細菌が除去されたようです。
※写真はイメージ
スポンジに細菌が付着している場合は、むしろ食器を汚染してしまいます。
食器洗いの際には、洗剤をつけて洗い、流水でよくすすぐことが大切です。
そして、水気を切ってしっかり乾燥させましょう。
使用後の衛生管理も重要!
また、スポンジに細菌を繁殖させないように使用後の衛生管理を心掛けましょう。
洗ったスポンジは固く絞り、水気を切ってつるすのがベスト。晴れた日には日光による紫外線殺菌が効果的です。
※写真はイメージ
生肉を調理したまな板や包丁を洗った後は特に注意が必要です。生肉には食中毒菌が含まれていることがあり、それがスポンジに移行する可能性があります。
生肉が触れた調理器具を洗ったスポンジは十分に流水で洗い、乾燥させましょう。
塩素系の漂白剤につけるのも非常に有効です。
『除菌』の表記がある洗剤の効果はさまざまで、細菌をゼロにするとは限りません。
汚れが目立ってきたスポンジは早めに新しいものに交換しましょう。
エフシージー総合研究所
[文/エフシージー総合研究所構成/grapeライフハック編集部]