トリートメントって、先?後? 美容師が教える正しい順番
ドラッグストアの棚に並ぶ、リンス、コンディショナー、そしてトリートメント。
どれも髪をさらさらに整えてくれるアイテムですが、その違いを正しく説明できる人は、意外と少ないかもしれません。
「全部一緒に使ったほうがいいの」
「使う順番に決まりはあるの」
そんな疑問について、美容師の岡田充さんに話をうかがいました。
正しい知識を得ることで、いつものバスタイムが、より効果的なセルフケアの時間に変わるかもしれませんよ。
リンス・コンディショナー・トリートメントの違いを美容師が解説
画像提供:岡田充
――リンス、コンディショナーの役割を教えてください。
実は、メーカーによって定義は統一されていません。ただ、基本的には『髪の表面を整えるもの』か、『内部を補修するもの』かで分かれます。
リンスとコンディショナーは、主に髪の表面をコーティングし、手触りを良くしたり静電気を防いだりするためのものです。
コンディショナーのほうが、リンスに比べると保湿効果が高い傾向にありますが、役割としてはほぼ同じと考えていいでしょう。
――では、トリートメントは何が違うのでしょうか。
トリートメントは髪の表面だけでなく、内部まで栄養を浸透させて補修する役割があります。
表面も同時に保護してくれますが、髪の内側からケアしたい時には欠かせないアイテムです。
画像提供:岡田充
岡田さんの店ではリンスを置いておらず、基本的にはトリートメント、またはコンディショナーを勧めているとのこと。
髪の傷みが少ない人であれば、コンディショナーだけでも十分なのだそうです。
トリートメントとコンディショナーの正しい順番
――コンディショナーもトリートメントも両方使いたい場合の順番はありますか。
もし両方使うのであれば、必ず『トリートメントが先』です。
シャンプーの後にトリートメントをして、その後にリンスやコンディショナーを使ってください。
逆に使ってしまうと、先にリンスなどで髪の表面がコーティングされてしまい、後から塗るトリートメントの栄養分が髪の内部に浸透するのを邪魔してしまうからです。
画像提供:岡田充
――髪に塗った後、どれくらい置くのが理想的ですか。
リンスやコンディショナーは表面を整えるものなので、時間を置かずにすぐ流しても大丈夫です。
一方で、トリートメントはしっかり浸透させるために、3分から10分ほど置くのが理想的ですね。
メーカーによってはコンディショナーでも1、2分置くことを推奨している場合もありますが、基本的にはトリートメントをじっくりなじませることが大切です。
正しい知識で、理想の髪質へ
画像提供:岡田充
普段、何気なく手に取っているアイテムも、その目的と順番を意識するだけで、仕上がりには大きな差が生まれます。
「自分の髪には今、何が必要か」を考えながらケアをすることで、鏡を見るのがもっと嬉しくなるような、健やかな髪を目指せるのではないでしょうか。
湿気による広がりやダメージが気になる際は、プロ直伝のルールをぜひ試してみてくださいね。
[文・取材/LUIS FIELD構成/grape編集部]