シャキシャキにしたいなら、どう切る? リンゴ果樹園がオススメするのは
リンゴは身近な果物ですが、切り方や下処理によって食感や味が変わることをご存じでしょうか。
『くし切り』と『輪切り』では、食べた時の印象が異なるといわれています。
また、カットした後のリンゴの変色防止といえば塩水が定番ですが、実は『ハチミツ水』を使う方法もあるとのこと。
本記事では、有限会社マルカメ果樹園のウェブサイトの情報を参考に、よりおいしくリンゴを食べるためのポイントを解説します。
切り方による違いについて
『くし切り』はリンゴを縦方向に切り分ける方法で、果肉の繊維に沿う形です。
このように切るとシャキッとした歯ごたえが残り、リンゴらしい食感でおいしいといわれます。
一方、『輪切り』は芯を中心に横方向へスライスする切り方です。
果肉の繊維を断つ形になるため、くし切りよりもやわらかく感じやすく、果汁が広がりやすいのが特徴といわれます。
このように、食材は繊維の向きによって食感が変わることもあるのです。
リンゴが変色する原因
リンゴを切ると茶色く変色するのは、果肉に含まれる成分が空気に触れて酸化するためです。
リンゴには『タンニン』などのポリフェノール類が含まれていて、これが変色の原因になるそう。
リンゴをカットすると、断面が空気中の酸素に触れ『酸化反応』が起こります。
その結果としてポリフェノールが褐色へと変化し、茶色く見えるようになるのです。
※写真はイメージ
変色したからといってすぐに味や香りが大きく変わるわけではありませんが、酸化が進むことでポリフェノールの抗酸化作用は低下するとされています。
見た目だけでなく、健康面を考えても、できるだけ早めに食べるのがよいでしょう。
塩水よりもハチミツ水のほうが効果的
リンゴの変色防止には塩水が定番ですが、ここでおすすめなのは『ハチミツ水』です。
塩水に含まれる塩化ナトリウムには、ポリフェノールの周辺に壁を作る性質があり、この壁が酸素との結合を防いで変色を防いでくれますが、リンゴに塩味がついてしまいます。
一方、ハチミツにもポリフェノールの酸化を抑えて変色を防ぐ効果があるそうです。また、ハチミツの粘度がリンゴの表面を酸素から守り、ほんのりとした甘みが加わることで、リンゴのおいしさを引き立てやすいといえるでしょう。
※写真はイメージ
ハチミツ水の作り方は、水200㎖に対してハチミツ大さじ1杯程度を溶かすだけです。その中にリンゴを5分程度浸けましょう。
ただし、ハチミツには『ボツリヌス菌』が混入している可能性があります。
1歳未満の乳児に与えると乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあるので、ハチミツ自体はもちろんのこと、ハチミツ水に浸けたリンゴも食べさせないでください。
※写真はイメージ
少しの工夫でリンゴはもっとおいしくなる
リンゴは、切り方や下処理を少し変えるだけで味わいや食感が変わる果物です。
くし切りや輪切りを使い分ければ、食べるシーンに合わせた楽しみ方ができるでしょう。
また変色防止には、塩水だけでなくハチミツ水という選択肢もあります。見た目もおいしさも保ちながら、リンゴをよりおいしく味わいましょう。
※本記事は出典元企業の許諾を得た上で掲載しております。
[文・取材/ブリジア構成/grape編集部]
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