クーラーボックスに『保冷剤』を入れるのは直前でOK? メーカーに聞いた
夏のレジャーや買い物で活躍する、クーラーボックス。
食品や飲み物を入れる直前まで、空のまま置いている人は多いのではないでしょうか。
実は、クーラーボックスは使う前の準備で保冷力が大きく変わります。
そこで、アウトドアブランド『DOD』を展開するビーズ株式会社(以下、DOD)に、保冷力を長持ちさせるコツを聞きました。
前日から冷やしておくと保冷力が変わる
DODによると、クーラーボックスは使う前に『予冷』をするのがおすすめとのことです。
前日の夜から保冷剤や氷を入れて本体を冷やしておくと、断熱材の内部までしっかり冷え、本来の保冷性能を発揮しやすくなります。
画像提供:ビーズ株式会社
なお、クーラーボックス内の氷のもち具合で比べると、予冷をした場合は、しなかった場合よりも体感で2倍ほど保冷力の差を感じることがあるそうです。
また、予冷には、小さな保冷剤を入れるだけでも十分な効果が見込めます。
ただし、予冷に使った保冷剤や氷は保冷力が落ちているため、持ち運びの際は、新しいものと入れ替えるとよいでしょう。
中身も冷やしてから入れるのが基本
常温の飲み物や食品をそのまま入れると、保冷剤の冷却性能は入れたものを冷やすことに使われてしまいます。
飲み物や食品はあらかじめ冷蔵庫で冷やし、凍らせられるものは凍らせてから入れるのが基本です。
画像提供:ビーズ株式会社
また、冷凍対応のペットボトルに半分だけ飲み物を入れて凍らせ、出発前に残りを注ぎ足す方法も、手軽に実践できるでしょう。
保冷剤代わりになるうえ、出かけた先でちょうど飲み頃になるそうです。
なお、冷凍対応ではないペットボトルを凍らせると、膨張によって容器が破損するおそれがあるため、この方法は冷凍対応のペットボトルで行うようにしましょう。
保冷剤は『上』、冷やしたいものは『下』
冷たい空気は上から下へ流れるため、保冷剤は冷やしたいものの上に置きましょう。
逆に、傷みやすい肉や冷凍食品などは、下に配置すると効率よく冷やせます。
保冷剤の量は、日帰りならクーラーボックス容量の約2割、1泊なら約3割が目安です。
また、クーラーボックス内に大きな空間があると、その空気まで冷やす必要があり、保冷効率が落ちてしまいます。
用途にあわせて適切なサイズを選びましょう。
置き場所でも保冷力は変わる
クーラーボックスの置き場所も、保冷時間を左右するポイントです。
DODは、直射日光が当たる場所や高温の車内は避け、日陰に置くことを推奨しています。
また、地面の熱を受けないようにスタンドなどで地面から浮かせると、保冷効果を維持しやすくなるでしょう。
画像提供:ビーズ株式会社
さらに、冷やす必要のない食品は別のバッグに入れたり、飲み物用と食材用でクーラーボックスを使い分けたりすると、開閉回数が減り冷気が逃げにくくなります。
DODの小型ハードクーラー『ウサンポクーラー(8)』のように、さまざまなサイズ、用途のクーラーボックスがあるので、用途に合わせて選ぶのもおすすめです。
DODによると、クーラーボックスは『冷やす箱』ではなく『冷たさを守る箱』とのこと。
本来の保冷性能を十分に発揮するためにも、使う前の予冷や保冷剤の置き方など、ちょっとした工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。
[文・取材/ブリジア構成/grapeライフハック編集部]