ゆでたそうめんが余ったら、冷凍してもいい? 手延べそうめんの老舗メーカーが回答
そうめんをゆでた際に「乾麺だと少なく見えたのに、ゆでたら想像以上に多くなった…」と感じたことはありませんか。
その場合、最後まで食べきれないことが多いですが、余ったそうめんは『冷凍』で保存できるのでしょうか。
そうめんの冷凍保存
『手延べそうめんの元祖』とされる奈良県の三輪素麺を製造する巽製粉株式会社によると…。
素麺屋としてはおすすめはしておりませんが、ゆでたそうめんを冷凍保存することは可能です。正しい手順を踏めば、約2~3週間はある程度おいしさを保てます。
できるだけおいしさを保つには、以下のポイントを踏まえて冷凍するといいそうです。
そうめんを冷凍する場合は、パッケージに記載されたゆで時間より20~30秒短めにゆでるのが鉄則です。
冷凍と解凍の過程で麺が水分を吸うため、硬めに仕上げておけば解凍後もコシのある食感を維持できるでしょう。
ゆで上がったらすぐにザルへ移し、流水でしっかりと洗ってください。表面のぬめりを落とすと同時に、麺を十分に冷やすことが品質の保持につながります。
冷えた麺はザルを振りながら水気を切り、さらに手のひらでやさしく押さえて残った水分を抜きましょう。
この水切りが不十分だと、冷凍中に余分な氷の膜ができて食感が悪くなる場合があります。
水気を切った後は、1食分(約250~270g ※ゆで上げ後)ずつに分けて冷凍用保存袋に入れましょう。
小分けにしておくことで使いたいぶんだけ取り出せるうえ、解凍ムラも防げます。
保存袋に入れる時は、以下の点に注意しましょう。
保存袋に入れる際のコツは、最初から空気を抜ききらないこと。
はじめはふんわりとした状態で冷凍庫に入れ、ある程度凍ったタイミングで一度取り出して空気を抜き、再度冷凍してください。
最初から空気を完全に抜くと麺同士が圧着されてしまい、解凍時にほぐれにくくなります。
※写真はイメージ
解凍は熱湯がおすすめ!
冷凍したそうめんはどの程度保存できるのでしょうか。
巽製粉株式会社によると、冷凍後の保存期間はおおよそ2~3週間が目安ですが、「時間が経つほど麺の風味や食感は落ちていくため、できるだけ早めに食べ切りましょう」とのこと。また、解凍する際のポイントとして巽製粉株式会社では、このように紹介しています。
熱湯を張ったボウルや鍋に、凍ったまま入れて解凍するのが、もっともおすすめの方法です。
菜箸で軽くほぐし、ほぐれたらすぐにお湯を捨てて水で冷やせば、コシのある食感が戻るでしょう。
にゅうめんやチャンプルー、お鍋のシメなど加熱調理に使う場合は、凍ったまま鍋やフライパンに投入してかまいません。
別途解凍する手間が省けるうえ、麺が煮汁や具材の旨みを吸ってくれるため仕上がりもよくなります。
自然解凍や電子レンジでの解凍は、麺が水分を吸ってベチャッとなるため避けたほうがいいようです。
そうめんはゆでたてが一番おいしいため、できればゆでたぶんはその日のうちに食べきるのが理想。
とはいえ、多くゆでて余ってしまうこともあるでしょう。その際は、巽製粉株式会社のアドバイスを参考に冷凍してくださいね。
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[文・構成・取材/大西トタン@dcp]