サングラス、運転中におすすめなのは? メガネのプロが教える2つの基準
夏に限らず、日差しの強い日に活躍するサングラスですが『色が濃いほど紫外線を防げる』と思っていませんか。
実は、色の濃さと紫外線カットは別の性能で、そこに選び方の落とし穴があります。
選ぶ前に見たいのが、レンズについている2つの表示です。
本記事では、メガネのプロである愛眼株式会社(以下、愛眼)に、レンズ選びのポイントを聞きました。
まず知りたい『2つの表示』の違い
サングラスのレンズには『紫外線透過率』と『可視光線透過率』という2つの数値があります。
『紫外線透過率』は、紫外線をどれだけ通して目に入れてしまうかを示す数字です。
数字が小さいほど目を守れます。メーカーによっては『紫外線カット率』で表記することもあり、こちらは逆に、大きいほど安心です。
つまり、透過率10%とカット率90%は同じ意味になります。
※写真はイメージ
『可視光線透過率』は、目に見える光の量がどれだけ減って届くかを示す数字です。
愛眼によると、色の濃さと紫外線カット性能は関係ありません。
紫外線は目に見えず、感じることもできない光で、まぶしさやチリチリした感覚は紫外線とは別のものです。
そのため、きちんとしたレンズなら、無色透明でも紫外線を99%ほどカットできます。
まぶしさを抑えたいなら、色のついたカラーレンズなどを選びましょう。
まぶしさ対策と、運転時の注意
まぶしさをしっかり抑えたいなら、可視光線透過率25%以下が目安です。
いわゆる最大クラスの濃い色で、運転時の西日対策やスキーなどに好まれます。
雪の照り返しには、ギラつきを抑える偏光レンズも役立つでしょう。
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運転で気をつけたいのが、レンズの明るさ。JIS規格では、可視光線透過率75%未満は夜間運転に不適合、8%以下は運転そのものに不適合とされています。
夜間のまぶしさが気になる場合は、専用設計のレンズもあるそうです。
レンズの種類と、選び方のポイント
メガネ店で扱うレンズなら、色の薄い『クリアサングラス』でも紫外線カットの機能は変わりません。自然な見た目を望む人に向いていますよ。
紫外線を浴びると色が変わる『調光レンズ』は、紫外線が窓ガラスで軽減される車内や室内では、色が変わりにくいことも。
屋外での使用が前提で、あくまで普段使いのメガネとして向いています。
今のレンズはクリアでもカラーでも、UVを99%以上カットするのが標準です。
店頭では、タグや本体に印字された『紫外線カット率99%以上』『UV400』などの表記を確認しましょう。
※写真はイメージ
『濃いレンズは瞳孔が開いて紫外線を取り込みやすい』という説は理論上正しいもの。
しかし、信頼できる製品を選び隙間なく調整してもらえば過度に恐れる必要はありません。
UVカットは表示で見極め、まぶしさは可視光線透過率で選ぶ。この2つを分けて考えるのが失敗しないコツです。
サングラスを選ぶ際は、色だけでなく2つの数値を確認してみてください。
[文・取材/ブリジア構成/grapeライフハック編集部]