排水口のヌメリやニオイ、氷で防げる? 専門家に掃除と予防のコツを聞いた
夏に気になる、キッチンの排水口のヌメリや嫌なニオイ。『氷を入れる』『重曹とクエン酸を混ぜる』といった方法もありますが、必ずしも効果的とはいえないそうです。
そこで本記事では、『おそうじ本舗』を運営する株式会社HITOWA(以下、『おそうじ本舗』)に、排水口のヌメリやニオイの原因、掃除方法や予防法を聞きました。
ヌメリとニオイの正体である『雑菌』が夏に増えるワケ
排水口のヌメリやニオイの原因は、繁殖した雑菌です。排水口は湿気がこもりやすく、流れた食品カスや油汚れが雑菌のエサになります。
排水口にネットをつけても、食材から出る液体は流れてしまうそうです。
※写真はイメージ
『おそうじ本舗』によると、雑菌は『温度』『湿気』『栄養分』の3つが揃うと、繁殖しやすくなるといいます。
特に人の体温に近い温度で繁殖しやすく、10℃以下ではスピードが落ちるため、気温の上がる夏は繁殖の条件が揃ってしまうのです。
氷や『重曹とクエン酸』より、おすすめなのは?
排水口のヌメリやニオイ対策として、氷を入れて冷やす方法が紹介されることがありますが、氷で排水口を冷やしても、一時的に雑菌の繁殖を抑えるにとどまります。
重曹とクエン酸を入れる方法も、混ぜると中性に近づいて洗浄力が弱まり、ヌメリ取りには適していないそうです。
ただし、重曹は油汚れ、クエン酸は水垢落としに適しているので、使い分けるとよいでしょう。
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『おそうじ本舗』のおすすめは『過炭酸ナトリウム』などの酸素系漂白剤です。以下の手順で使用しましょう。
1.粉を排水口の周りや内部に振りかける。
2.45〜50℃の湯を注ぐ。
3.そのまま10分ほど放置する。
放置するだけで消臭と除菌ができ、手を汚さずに排水口を掃除できる点もメリットです。
1回でヌメリや汚れが落ちきらない場合は、もう一度同じ手順を繰り返すか、ブラシで内部をこすってみましょう。
ヌメリやニオイを防ぐ日頃の予防と『混ぜるな危険』
排水口のヌメリやニオイを予防するには、余った氷を排水口に入れて冷やす方法や、1日の終わりに55〜60℃の湯を流す方法が手軽です。
ただし熱すぎる湯は配管を傷めるため、給湯器で最高の60℃ほどを目安にするとよいでしょう。
また、丸めたアルミホイルを2~3個ゴミ受けに置くと、金属イオンがヌメリやニオイを防ぎます。
効果は1か月ほどで、水を多く使う家庭では2週間ほどが交換の目安です。
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なお、塩素系漂白剤が排水口に残った状態でクエン酸や酢、酸性の生ゴミなどが流れ込むと、塩素ガスが発生するおそれがあるため注意しましょう。
一方、酸素系漂白剤を使用すれば、塩素ガスが発生するリスクを避けられます。
長期間家を空ける前に一度リセット掃除をしておくと、帰宅時に嫌なニオイに悩まされずに済むでしょう。
ヌメリやニオイが気になってから対処するのではなく、日頃からこまめに掃除して、排水口を清潔に保つことが大切です。
『おそうじ本舗』のアドバイスを参考に、実践してみてはいかがでしょうか。
[文・取材/ブリジア構成/grapeライフハック編集部]