「サツマイモが甘くない…」 意外と知らない『2つの理由』をサツマイモ農家に聞いた
サツマイモは特有の甘さが魅力の野菜です。しかし、「買ってきたサツマイモが思ったよりも甘くなかった」という経験はないでしょうか。
筆者も買ってきたサツマイモで焼き芋や大学芋などを作った際、「なんだか甘くないな…」と感じたことがあります。
サツマイモが甘くない理由について、宮崎県のサツマイモ専門農家の株式会社くしまアオイファーム(以下、くしまアオイファーム)に教えてもらいました!
サツマイモ自体の甘さが控えめというケースもある
そもそも、なぜ『サツマイモなのに甘くない』のでしょうか。くしまアオイファームに聞いたところ…。
サツマイモが甘くない原因はいくつかあります。
まず、収穫して間もない『新芋』の場合です。新芋はみずみずしく、サツマイモ本来の素朴な味わいがありますが、熟成が進んだ芋に比べると甘みは控えめで、ホクホク寄りになりやすいです。
11~12月を超えたあたりからより甘みが増してきます。
季節によってサツマイモの甘さが変わるため、熟成されていない新芋(しんいも)の場合は、あまり甘くないというケースが起こるようです。
調理したサツマイモが甘くなかったという人は、新芋だったのかもしれませんね。
ちなみに、新芋は9~11月頃に出回り、パッケージや販売店のPOPなどで『新芋』『新物』といった表記がされているケースが多いとのこと。購入時の参考にしてみてください。
※写真はイメージ
また、それ以外にも、このような指摘がありました。
調理する際の加熱時間が短い場合も甘さが出にくくなります。実はサツマイモはじっくり加熱することでデンプンが糖に変わり、甘みが出やすくなります。
そのため、短時間で一気に加熱すると、中まで火は通っても甘みが十分に引き出されにくいです。
甘さを引き出すには、じっくりと時間をかけて加熱するのがおすすめです。
サツマイモの詳しい調理法については、こちらの記事を参考にしてください。
くしまアオイファームに聞いた、サツマイモが甘くない理由をご紹介しました。
サツマイモを調理した際に「甘さが足りない」と感じるのは、サツマイモ自体の甘さが控えめというほかに、本来の甘さが引き出されない調理方法を用いているというケースもあるようです。ねっとりとした甘さを楽しみたい場合は、熟成が進んだ芋をチョイスしたうえで、じっくり時間をかけて加熱するようにしましょう。
[文・構成・取材/大西トタン@dcp]