木べらが黒くなったら、すぐ捨てる?そのまま使っていい? メーカーが回答
『木べら』は家庭での調理に活躍する用途の広い調理道具です。炒める、混ぜる、練る、鍋底をこそげるなどの作業に向いていますね。
食材を底からすくって返すように動かして、野菜炒めや、ひき肉をほぐす料理に使い、カレー、シチューなどの煮込み料理では、鍋底に沿わせて動かすことで、底に付着した材料をはがしながら混ぜることができます。
焦げができることもありますが、木べらは頑丈なので、同じものをずっと使っている人もいるかもしれません。
木べらはどのようになったら買い替えるべきでしょうか。しゃもじや木べらなどを製作している、株式会社宮島工芸製作所(以下、宮島工芸製作所)に、『木べらの買い替え時』について取材しました。
『割れ』や『カビ』が生じた時は買い替え時!
宮島工芸製作所からは、木べらの買い替え時について以下のように回答がありました。
木べらを買い替えるタイミングについて、丈夫な素材で丁寧につくられた製品は、壊れることがあまりないのでなかなか難しいかと思います。
使用により起きた経年変化は、いわゆる『あじわい』として愛着が湧くことでしょう。
長い間使用を続けた木べらであっても、木べらに割れが生じた時や、木べらにカビが発生した時には新しいものを買い求めたほうがよいです。
木べらに割れが生じた場合、使用の際に木片が食材に混入してしまう可能性があります。また、洗浄の際に怪我をしてしまう恐れがありますので、使用を中止してください。
カビなどが発生した木べらを使い続けると、以下のリスクがあるといいます。
表面にカビが発生した木べらは、菌が木べら内部にまで浸透している場合がありますので、使用を続けることはおすすめいたしません。
カビの発生に似た症状で、金属汚染があります。木べらに含まれる成分と鍋などの調理器具に含まれる鉄分が反応することにより、黒いシミ状の色が現れます。
こちらについては見た目は汚れていますが、基本的には無害ですので、そのままご使用を続けていただけます。
金属汚染による反応は、お酢や食用クエン酸で中和することができます。
ほかには、鍋やフライパンを新調したり買い替えたりした際に、サイズや形状に合わせて木べらを買い替えてもよいかと思います。
※写真はイメージ
木べらのおすすめの『お手入れ方法』とは
宮島工芸製作所におすすめの『木べらのお手入れ方法』についてうかがったところ、このようなアドバイスがありました。
木べらを長い間使い込んでいくために、洗った後は水けを軽くふき取ることでカビの発生が抑えられます。
調理器具との摩擦により、先端の部分が潰れてきた場合などは、お近くのホームセンターなどで売っているサンドペーパーを使って、ご自身で潰れた部分を削り取るなど手入れをしてやることで、より長く使用することができます。
簡単な手入れで長い間使用できますので、みなさまがお持ちの木べらをご愛用ください。
サンドぺーパーを使って潰れた部分などを自分で削り取ってもいいのですね。
宮島工芸製作所からのアドバイスを参考にして、愛用している木べらを長く使えるようにしましょう。
[文・取材・構成/高橋モータース@dcp]