『家』の廊下への置きっぱなしはNG! プロが教える命を守る3つの整理ワザ
地震や豪雨など、大きな災害はいつ起きてもおかしくありません。
身を守るには、普段から暮らしている家の環境を整えておくことも大切です。
では、災害時にも安心できる環境を整えるには、どのような工夫が必要なのでしょうか。
筆者は、整理収納アドバイザーで防災士の清水幸子(さちこ)さんを取材。
普段の生活から気軽に実践できる、災害に備えた住まいづくりのポイントを聞きました。
整理収納アドバイザーの防災士が教える!災害に備える部屋の作り方
災害時にも安全に過ごせる部屋にするために、まず意識したいことについて、清水さんは次のように話します。
災害対策として部屋を整えるうえで重要なのは、ただ物を減らすだけでなく、自分にとって本当に必要な物、大切な物を選び、安心して暮らせる環境をつくることです。
例えば、寝室で大きな家具が倒れてくると、人を傷つける『凶器』になり得ます。
自分にとって「本当に必要かどうか」を考えながら持ち物を見直し、家具の配置も改めて確認してみてください。
日頃から部屋の環境をきれいに整えておくことも大切です。
部屋の中で不要な物を減らしておけば、地震などで家具が倒れたり、落下したりした際の被害を最小限に抑えられます。
※写真はイメージ
とはいえ、『必要な物』と『不要な物』を判断するのは、意外と難しいでしょう。
そこで、物を手放したり残したりする際の考え方についても聞きました。
物を選ぶ時は「本当に好きか」を基準に
清水さんによると、物を整理する際は「本当に好きか」「自分に必要か」を考えることがポイントだそうです。
物を選ぶ際に意識してほしいのは、「本当にそれが好きか」「自分に必要かどうか」です。
私は子供たちに「物を選ぶことは『宝探し』」だと伝えています。
持てる物には限りがあります。その中でも、本当に大切に使いたい物は決められてくるはずです。
自分にとって本当に大切な物を選ぶ意識を持つことで、必要以上に増やすことを防ぎ、自然と部屋も整えやすくなるのでしょう。
廊下や階段などの生活動線を確保して
さらに清水さんは、普段から意識してほしい住まいづくりのポイントとして、逃げ道となる生活動線の確保を挙げています。
普段から、生活動線を確保することを強く意識してほしいです。
特に、廊下や階段などは「2階から降ろすのが面倒だから」と物を置いてしまいがちです。
しかし、それが災害時だけでなく、日常生活での転倒や怪我につながることもあります。
小さなお子さんや高齢の方がいる家庭に限らず、普段から安全に移動できる環境を整えておくことが大切です。
撮影:grapeライフハック編集部
普段から使っている場所は、いつの間にか物が増えていても気づきにくいでしょう。
引っ越したばかりの頃は何も置いていなかった場所でも、生活しているうちに物を置くことが『景色』として当たり前になっているケースがあります。
一度、家の中を改めて見渡してみてください。
普段の片づけが災害への備えにもつながる
災害に備えた家の環境づくりというと、家具の固定や防災用品の準備などを思い浮かべるかもしれません。
しかし、清水さんの話から分かるように、まずは自分にとって大切な物を厳選し、普段から安心して移動できる環境を整えておくことも重要です。
災害はいつ起きるか分からないからこそ、特別なことをするのではなく、日頃の片づけから備えておくのが大切。
まずは「本当に必要な物か」「逃げ道をふさいでいないか」という視点で、身の回りの環境を見直してみてはいかがでしょうか。
[文・構成・取材/grapeライフハック編集部 しぶちゃん]