迷惑メールの原因『メールアドレスの流出』だけじゃない! 専門機関に対処法を聞いた
迷惑メールが届いた際に「どのように対処すべきか」と迷ったことはありませんか。
本記事では、迷惑メールに関する相談を受けつけている一般財団法人日本データ通信協会(以下、日本データ通信協会)に、迷惑メールが届く原因や届いた時の対処法について聞きました。
迷惑メールはなぜ届く?
いわゆる『迷惑メール』とは、受け取った人が迷惑だと感じるメールです。
例えば、企業になりすましたフィッシングメール、商品やサービスを宣伝する広告メール、賞金が当たったとうたうメールなど、さまざまな種類があります。
迷惑メールが届く原因の1つとして考えられるのが、メールアドレスの流出です。
登録したサービスや店舗などから流出することで、情報が悪用されてしまいます。
※写真はイメージ
ただし、原因はメールアドレスの流出だけとは限りません。
送信者が英字や数字をランダムに組み合わせて大量のメールアドレスを作成し、実際に送信できたアドレスをリスト化している場合もあるそうです。
迷惑メールは開いただけで増える?
基本的には、メールを開いただけで迷惑メールが増えるわけではありません。
しかし、メールに埋め込まれた画像や動画などを読み込むことで、送信者に開封を推測される場合があります。
また、送信者側が『開封確認』を設定しているケースもあるため、注意が必要です。
メールを開いた際に「開封通知を送信しますか」「開封確認を通知しますか」などと表示され、受信者が送信を承認すると、メールを開いたことが相手に伝わる可能性があります。
心当たりのないメールで開封通知を求められたら、通知を送らないようにしましょう。
※写真はイメージ
迷惑メールで特に注意したいのは個人情報の流出
迷惑メールの本文に記載されたリンクやボタンをクリックすることは、避けてください。
さらに注意したいのが、リンク先のページから個人情報を入力してしまうことです。
クレジットカード番号や氏名、住所、ID、パスワードなどは入力しないようにしましょう。
※写真はイメージ
迷惑メールのなかには、『配信停止はこちら』『購読解除』などと書かれたリンクが記載されていることがあります。
心当たりのないメールの場合は、配信停止や購読解除のリンクは押さないほうがよいとのことです。
迷惑メールは開かずに削除しても問題ない
迷惑メールは開かずにそのまま削除しても問題ありません。
※写真はイメージ
可能であれば、削除する前に利用しているメールサービスの『迷惑メールとして報告』といった機能を使うのがおすすめです。
GmailやYahoo!メールなどのメールサービスのほか、携帯電話会社やインターネットサービスプロバイダでも迷惑メールの報告を受けつけている場合があります。
報告された情報は、迷惑メールを自動で振り分けるフィルタリング機能の精度向上に活用されるとのことです。
また、日本データ通信協会の窓口へ情報提供するのもよいでしょう。内容によっては、特定電子メール法に基づき、総務省から送信者に対する指導につながることがあります。
報告によって迷惑メールが減り、結果としてトラブルや被害に遭うリスクが低減する可能性も高まるでしょう。
迷惑メールが急に増えたらフィルター設定を確認
迷惑メールが急に増えた場合は、メールサービスや携帯電話会社が提供している迷惑メールフィルターの活用がおすすめです。
※写真はイメージ
また近年は『BIMI』と呼ばれる仕組みによって、企業のロゴマークがメール画面に表示される場合があります。
送信元を確認する際の参考になりますので、メールアドレスや本文もあわせて確認しましょう。
迷惑メールは『反応しない』ことが大切
迷惑メールが届いても、メールを開いただけで直ちに迷惑メールが増えるわけではありません。
しかし、本文のリンクや配信停止リンクを安易にクリックしたり、個人情報を入力したりすれば、被害につながる可能性が高まります。
心当たりのないメールが届いた時は、無理に内容を確認せず、落ち着いて削除や迷惑メール報告を行いましょう。[文・取材/ブリジア構成/grape編集部]