古い消しゴム、すぐに捨てるの待った! メーカーが教える『まだ使えるサイン』

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古い消しゴム、すぐに捨てるの待った! メーカーが教える『まだ使えるサイン』

引き出しにしまっていた古い消しゴムが、硬くなったり、べたついたりしていると、そのまま使用してよいか迷うこともあるでしょう。

そこで、消しゴムなどを製造、販売する株式会社シード(以下、シード)に、古い消しゴムに見られる変化や、使用を判断するポイント、正しい保管方法を聞きました。

素材によって劣化の現れ方が異なる


消しゴムには、ポリ塩化ビニル製、ゴム製、そのほかの樹脂製などがあります。現在、市場の大部分を占めているのは、ポリ塩化ビニル製です。

保管中に見られる主な変化は、素材によって異なるとのことでした。

素材 主な変化 ポリ塩化ビニル製 経年による変化は少ないが、一部の樹脂との接触によって付着やべたつきが起こる。 ゴム製、そのほかの樹脂製 硬化、黄色い変色、油分のにじみ出しが起こる。
ポリ塩化ビニル製の消しゴムには、やわらかさを保つ油成分の『可塑剤(かそざい)』が使われています。


この成分がポリスチレンなど一部の樹脂へ移ると、接触していた部分が溶け、消しゴムがほかの樹脂とくっつくことがあるそうです。

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※写真はイメージ

べたつきや硬化は消し心地に影響する


ポリ塩化ビニル製の消しゴムがほかの樹脂とくっついていても、簡単にはがれるので、表面にべたつきがなければ使用できます。

一方、べたつきは、溶けた樹脂が表面に付着している状態です。

このような状態になると、文字が消えにくくなったり、消し心地が悪くなったりする可能性があります。

ゴム製やそのほかの樹脂製では、紫外線が硬化を引き起こす代表的な原因です。

黄色い変色のみであれば使える場合が多いものの、硬化や油分のにじみ出しは、文字の消え方に影響します。

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うまく消せない場合や消し心地に違和感がある場合は、新しい消しゴムへの交換を検討しましょう。

高温多湿や直射日光を避けて保管する


普段は高温多湿や直射日光を避け、ケースをつけたまま保管してください。
ケースには本体の汚れを防ぐほか、可塑剤が周囲へ移ったり、にじみ出た油分でほかの物を汚したりするのを防ぐ役割があります。

長期間使わない場合は、ケースをつけたまま冷暗所に置き、ポリスチレンなどの樹脂製品と直接触れないようにしてください。

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古い消しゴムを見つけても、すぐに処分する必要はありません。

消しゴムの状態を確認しながら使用し、適切な保管を心がけることで、心地よい消し味を長く保てます。

[文・構成・取材/ブリジア]

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