毛布と羽毛布団、秋はどっちから使う? 寝具メーカーに聞いた『気温別の正解』
朝晩の冷え込みを感じ始める秋。毛布を出すだけでよいのか、羽毛布団へ切り替えるべきか迷うことはありませんか。
そこで、新潟県で寝具の企画から製造、卸販売まで手がける木村綿業株式会社(以下、木村綿業)に、寝室の気温に応じた寝具の選び方や、毛布と羽毛布団の重ね方を聞きました。
室温20℃を下回ったら羽毛布団を検討する
20℃未満では薄手の肌掛け布団、15℃未満では本掛けの羽毛布団を取り入れるのが目安になります。
寝室の室温 寝具の目安 20℃程度以上 毛布1枚 20℃未満 薄手の羽毛布団 15℃未満 本掛けの羽毛布団
羽毛布団は、ふくらんだ羽毛が空気の層を作り、体温を逃がさず、外の冷気を遮る寝具です。
毛布も起毛した繊維の間に空気を含んで暖かさを保ちますが、素材や厚さによって特徴が異なります。
20℃以上で、朝方に少し冷える程度なら、まずは毛布1枚から使い始めましょう。
20℃前後は、毛布の素材や厚さ、寒さの感じ方に合わせて調整します。
朝方に寒さを感じたり、毛布だけでは心もとなくなったりしたら、羽毛布団へ切り替えるタイミングです。
迷った時は、不快になる前に早めに切り替えるとよいでしょう。
※写真はイメージ
重ね方は毛布の素材と重さで決める
一般的なアクリルやポリエステルの毛布は、羽毛布団の上に重ねる方法がよく知られています。
毛布で覆い、羽毛布団が含んだ暖かい空気を逃がしにくくするためです。
ただし、重い毛布をのせると羽毛布団が押しつぶされ、保温に必要な空気を含みにくくなります。
上に重ねる場合は、軽い毛布を選びましょう。
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なお、木村綿業では、毛布を羽毛布団の下に重ねる使い方をすすめています。毛布の肌触りややわらかさ、身体へのフィット感を生かせるためです。
特に、湿気を吸って外へ逃がしやすいウールやカシミヤ、キャメル、シルクなどの毛布は、肌側で使うのに適しています。一方、一般的なアクリルやポリエステルの毛布、綿毛布は、湿気を外へ逃がす力が十分でない場合があるそうです。
これらの毛布を羽毛布団の下に入れて使う場合は、吸湿性や放湿性に優れた敷きパッドや敷布団を組み合わせ、布団の中に湿気がこもりにくい環境を整えましょう。
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薄手の寝具を重ねて寒暖差に対応する
朝晩の寒暖差が大きい秋は、厚い布団1枚で調整するより、薄手の寝具を2~3枚組み合わせるのがおすすめです。
例えば、肌掛け布団と薄手の羽毛布団を重ねておけば、気温に合わせて対応できるでしょう。タオルケットや毛布を組み合わせる方法もあります。
また、吸湿性や放湿性に優れた肌掛け布団を1枚持っておけば、毛布代わりにしたり、羽毛布団と重ねたりできるため、季節の変わり目に便利です。
ウォッシャブルでカバー不要のものなら、より手軽に取り入れられるでしょう。
ただし、暖かさを求めて寝具を重ねすぎると、布団の中が蒸れ、汗によって身体が冷える場合があります。
寝具を重ねているのに夜中や朝方に寒さを感じる時は、蒸れが生じていないかも確認しましょう。
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秋は、室温や寒さの感じ方に合わせて、毛布と羽毛布団を使い分けることが大切です。
素材や重ね方も工夫し、その日の気温に合う組み合わせで快適に眠りたいですね。
[文・構成・取材/ブリジア]