歯みがきの前に歯ブラシ濡らしてる? 『NG』といわれる理由を歯科医に聞いた
歯を磨く前、歯ブラシを水で濡らしたり、歯磨き粉を乗せた後にサッと水につけたりしていませんか。
「水で濡らしたほうが泡立ちがいい」「汚れが落ちやすそう」と思いがちですが、実はこれ、『もったいない行動』といわれることがあります。
水で濡らすことで泡立ちすぎてしまい、『しっかり磨けた気』になって磨き残しにつながるためです。
水で濡らすとどうなる?磨き残しへの影響
そこで、歯科医のなお先生に、歯ブラシを濡らす際の影響や、歯磨き粉の効果を最大限に引き出す正しい使い方についてお話をうかがいました。
――歯磨き前に歯ブラシを水で濡らすのはよくないのでしょうか。
基本的には濡らしても濡らさなくても大きな清掃能力の差はありません。
実際に乾いた歯ブラシと濡らした歯ブラシで汚れの落ち具合を比較した研究でも、ほぼ差がないという結果が出ています。
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――では、なぜ「濡らさないほうがよい」といわれることがあるのですか
水をつけると歯磨き粉が過度に泡立ち、短時間で「しっかり磨けた」と錯覚して手抜き磨きになりやすいからです。
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――歯磨き粉の効果をしっかり発揮させるためのコツはなんですか。
『高濃度フッ素配合』と記載された歯磨き粉を選び、しっかり時間をかけて丁寧に磨くことです。
歯ブラシを濡らすかどうかよりも、有効成分をお口全体にとどめることのほうが虫歯予防には重要ですよ。
――歯ブラシの衛生面を考えて直前に水洗いするのは意味がありますか。
使用直前に水でサッと流すだけでは雑菌は落ちないため、あまり意味がありません。
それよりも使用後にしっかり揉み洗いをし、水気を切って風通しのよい場所で乾燥させておくことが衛生的には大切です。
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正しく歯を磨いて、健康で美しい口元を維持しよう
歯ブラシを水で濡らす行為自体で極端に汚れが落ちなくなるわけではありませんが、泡立ちによって『磨いた気』になってしまうのが一番の注意点です。大切なのは、歯ブラシを水で濡らすかどうかではなく、高濃度フッ素配合の歯磨き粉を使い、時間をかけて丁寧に磨くことと、磨いたあとに歯ブラシをしっかり洗って乾燥させることです。
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毎日の歯磨き習慣を少し見直して、歯磨き粉の予防効果をフルに生かしたオーラルケアを始めてみてはいかがでしょうか。
[文・構成・取材/LUIS FIELD]