学校でいじめられ悲しくて腹が立つ… 8歳コロナくんからの手紙にトム・ハンクスが神対応
2020年3月12日、アメリカの映画俳優、トム・ハンクスが自身のInstagramで新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の陽性反応が出たことを公表しました。その後、同月17日に無事退院しています。
オーストラリアのニュースメディア『7NEWS』は、トム・ハンクスがコロナウイルスに感染したことをきっかけに、ある男の子と手紙のやり取りをしていたことを報じました。
トム・ハンクス、8歳の男の子に神対応
トム・ハンクスを心配して手紙を送ったのは、8歳のオーストラリアのゴールドコーストに住むコロナ・デブリースくん。
同年4月6日に、トム・ハンクスへこのような手紙を書いたといいます。
ニュースであなたとあなたの妻がコロナウイルスに感染したと聞きました。
大丈夫ですか?
自分の名前は好きだけど、学校では「コロナウイルス」と呼ばれます。
そう呼ばれるととても悲しくて腹が立つ。
7newsーより引用(和訳)
コロナくんは、太陽の大気層を指す『コロナ』にちなんで名付けられました。
しかし、学校では「コロナウイルス」と呼ばれていじめられているというのです。
トム・ハンクスはコロナくんに対して、このような返信をしました。
あなたの手紙は、私と妻をとても素晴らしい気分にさせてくれました。
友達は、落ち込んでいる時には、元気にさせてくれるものです。
私はもうアメリカに帰っていたので、テレビであなたのことを見ました。
もう病気ではありませんでしたが、あなたの手紙をもらって、私はさらに気分がよくなりました。
私が知る中で、あなたは太陽の周りの光冠のような『コロナ』という名前を持つ唯一の人です。
このタイプライターは、あなたにお似合いだと思います。
私はゴールドコーストに持って行っていたのですが、今はあなたのところへ戻ってきています。
使い方は大人に聞いてみてください。それを使って私に返事を書いてください。
7newsーより引用(和訳)
返信とともに、トム・ハンクスは入院中に使用していたタイプライターを寄贈したといいます。
トム・ハンクスの神対応に、称賛の声が相次ぎました。・本当に素晴らしい人だな…。器が大きくて素敵すぎる。
・さすがトム・ハンクス。男の子が救われるといいな…。
・かっこいい!いじめは無くなってほしい。
追伸には、自身が声優を務めたディズニー映画『トイ・ストーリー』の劇中歌、『You’ve got a friend in me!(君は友だち)』が直筆で書かれていました。
いじめによって傷付いたコロナくんの心が、少しでもトム・ハンクスの優しさによって癒えるといいですね。
[文・構成/grape編集部]