異例の長期休館で、水族館のチンアナゴが…? 「やっぱりそうか」「なんてこった」
東京都墨田区にある『すみだ水族館』が、Twitterにあるお願いを投稿。その内容が反響を呼んでいます。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、2020年4月7日より休館中のすみだ水族館。長く人が訪れていないことにより、飼育する生きものたちに悲しい変化が生じているというのです…。
緊急開催決定❗️❗️
— すみだ水族館【公式】 (@Sumida_Aquarium) 2020年4月28日
異例の長期休館でいきものたち(特にチンアナゴ)が人間の存在を忘れ始めていますだからお願いです。お家からチンアナゴにあなたの顔を見せてあげてください。
「チンアナゴ顔見せ祭り」開催します❗️https://t.co/gz7ldy743F#お願い人間のこと思い出して#休園中の動物園水族館 pic.twitter.com/vG2L0ydCW1
なんと、長期の休館でチンアナゴが人間の存在を忘れ始めているとのこと!
飼育スタッフいわく、これは大変困った事態だといいます。
“人がいない環境”が日常になったことで人間の存在を忘れ始めてしまったのか、飼育スタッフが通りかかってもすぐに砂に潜って隠れてしまう事態に。
チンアナゴたちが姿をみせなくなったことで、飼育スタッフが日頃行っている「元気かどうか」「痩せ細っていないか」「病気になっていないか」などを確認するのが難しくなりました。
ほかにも、普段群れをなして生活するチンアナゴたちが、群れからはぐれてしまったことでストレスになっていないか、喧嘩してキズを負っていないかなど、砂の中に潜ってしまうと確認できないことがたくさんあり、チンアナゴたちが快適に過ごせるよう常に気遣っている飼育スタッフにとって困難な状況になっています。
すみだ水族館ーより引用
長く人間と会っていないことで、飼育スタッフが近付いても驚いて隠れてしまうというのです。
そこですみだ水族館では、チンアナゴたちに人間の存在を思い出してもらうべく、ゴールデンウィーク期間中、ビデオ通話越しに顔を見せてほしいと呼びかけました。
お願い人間のこと思い出して!「緊急開催!チンアナゴ顔見せ祭り!」
参加方法はiPhoneやiPadのアプリからビデオ通話をかければ、自宅からチンアナゴたちと対面できるとのこと。スマホの機種によっては対応できない場合もあるそうなので、上記のウェブサイトから詳細を確認してみてください。
開催期間中(同年5月3~5日)は1日2回、エサやりのプログラムも実施。『ゴハンのときならではのチンアナゴたちの生き生きとした姿は必見』だそうです!
【ネットの声】
・やっぱり!館内の住人たちは人間のことを忘れますよね…。
・楽しそうです。参加して顔見せします!・チンアナゴが顔を見せる企画だと思ったら、逆で笑った。
もしかしたら、せっかく参加しても久々の人間との対面に驚き、チンアナゴが1㎜も顔を見せてくれないケースもあるかもしれません。
ちょっとさみしいですが、そうなってもがっかりせずに、来館できる日まで楽しみを取っておきましょう!
多くの人が協力することで、チンアナゴに人間の存在を思い出してもらえるといいですね。
[文・構成/grape編集部]