固形石鹸でもちゃんと菌は落ちるの? 医師の解説に納得の声
内科、皮膚科の医師でタレントの友利新(ともり・あらた)さんは、自身のYouTubeチャンネルで、ハンドソープでなくても除菌はできることを訴えました。
新型コロナウイルス感染症の影響から、ドラッグストアなどでハンドソープが品薄になっているということを耳にした友利さん。
転売を目的に買い占めている人がいるため品薄になっているという現状に、怒りの声を上げました。
友利さんは、そんな転売された高額のハンドソープではなくても、固形石鹸を使って手を洗えば菌を落とせることを論文とともに紹介しています。
友利新「基本的には問題はない」
ハンドソープをつけて15~30秒洗うと0.01%まで減るというウイルス。
ハンドソープと固形石鹸で異なるのは、汚い手で触れた石鹸で再び手を洗うという点でしょう。
友利さんは、多くの人が不安に思っている点をあげて解説しました。
手に細菌を付けた人が固形石鹸で手を洗った。
その固形石鹸を次の人が、また手を洗った後も手から細菌は検出されなかったっていう論文なんですね。
もう1つは、1988年の論文になるんですけど、これはもう固形石鹸自体に菌をつけて、それで菌が付いた状態の固形石鹸で手を洗った後も菌は検出されなかった。
なので、どんなに汚い手で触ろうが、石鹸自体に付いていようが、基本的には問題はないということなんですよ。
友利新 / 医師「内科・皮膚科」ーより引用
さらに、友利さんは「しっかり泡立てれば、指の隙間や爪の隙間にも入りやすくなるため、ウイルスが減少する」とコメント。
動画には「役に立った」などのコメントが寄せられていました。
・医師に論文とともに解説してもらえると安心する。
・とても勉強になりました。ありがとうございます。
・ハンドソープが高くなっていたので、これからは固形石鹸も使ってみようと思います。
持ち歩く際は、小さい固形石鹸のほうが持ち運びも便利かもしれません。
わざわざ高額転売されているハンドソープを購入するのではなく、家にある固形石鹸や、ドラッグストアに売っている固形石鹸をうまく活用してみてはいかがですか。
[文・構成/grape編集部]