「もっと楽しいことをできないかな」という気持ちが新しい社会を作っていくきっかけになる
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
ピンチが新しい日常を作る
家にいる時間が長くなり、多くの人が家でできる楽しみを見出すようになりました。大掃除、『断捨離』に精を出し、お料理、レストランからのお取り寄せなどのお楽しみもありました。
通常、テイクアウトなどしていないレストランが、お店と同じメニュー、また特別にお弁当などを提供しています。それも経営を存続させるひとつの方策、私たちにとっても楽しみなことです。
食べることが唯一の楽しみになった3ヶ月、私も料理ばかりしていました。しまいこんでいた器を出しました。亡くなった母が集めた器、もったいなくて箱に入れたままにしていたのですが、使ってこそ器、楽しむのがいちばん。
ぎゅうぎゅう詰めの食器棚を整理して、なんとか納めました。