クロネコヤマトの車に謎のリボンが 書かれていた『要注意人物』の名前に「えっ」
配達員の心温まるエピソードや、ユーモアのある出来事などが話題になってきたヤマト運輸(通称:クロネコヤマト)。
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ファンも多く、人によっては配送用の車やバイクなどに注目することもあるようです。
ある日、ひろみつ(@bakueikozo)さんは、クロネコヤマトの配送車のミラーに黄色いリボンが結び付けられていることに気付きました。
リボンには、謎すぎるこんな文字が書かれていて…。
コジロウ君に注意。
クロネコヤマトの配送車の左ミラーに、「コジロウ君に注意」っていう巻き込み注意喚起のような黄色いリボンがついてるの気になってたんだけど、配達員さんに確認したら交通安全運動の一環で毎年つけてるものらしい。
— ひろみつ(honeylab) (@bakueikozo) June 12, 2020
左折に巻き込まれたコジロウ君は存在しない仮想の存在らしい。よかった.. pic.twitter.com/XtBeLGJkY6
『コジロウ君』って、誰…。
運転中に気を付けるため、ドライバーや配達員が自らミラーに結んだのでしょうが、見る人からすれば『コジロウ君』の存在が気になって仕方がありません!
「宅配業界にとっての要注意人物が近所にいるのか…」
そう思ってしまいそうですが、真相は違いました。
ひろみつさんが直接クロネコヤマトの配達員に尋ねたところ、「交通安全運動の一環で毎年つけているもの」との回答を得たそうです。
ヤマトグループの『CSR報告書2009』には、その詳細がつづられていました。
2009年春の交通事故ゼロ運動のスローガンは、「コジロオ君を守ろう!」としました。コジロオ君とは、コ:子ども、ジ:自転車、ロ:老人、オ:オートバイを総称したもので、交通事故の被害者に多い交通弱者を特に守ろうという、ヤマト独自のスローガンです。4月6日~15日の期間中は、アクセルを踏まないローギア発進など優しい運転に重点的に取り組み、全社で事故ゼロ達成を目指しました。
ヤマトホールディングスーより引用
報告書によると、もとは子供、自転車、老人、オートバイの頭文字を取って『コジロオ君』だった様子。
呼びやすさを重視し、『コジロウ君』と書いている配達員もいるのでしょう。
次回からは、クロネコヤマトの車やバイクなどに『コジロオ君(コジロウ君)に注意』と書いたリボンが結び付けられていても、「安全運転に気を付けているのだな」と分かりますね!
[文・構成/grape編集部]