イモガイとはどんな生き物? 猛毒を持ち、刺された人の体験談にゾッとする
(アンボイナガイに)刺された時の痛みは、蚊に刺された程度であった。
受傷部には歯舌歯が刺さっていたので、受傷直後右手で歯舌歯を抜いて、3~4回口で咬むようにして受傷部を強く吸引した。
5分後受傷部を見たら、小さな赤い点と直径約1cmの小さな腫れが認められた。
受傷から約30分後、岸へ帰ろうとして水中眼鏡を外したら、目眩、複視、喉の乾き、身体のだるさを感じた。
(中略)
一人では歩行不能になりそうだったので、前方の男性に大声をかけて助けを求めた。
彼に身体の左側を支えてもらいながら岸までたどり着いたが、彼がいなければたどり着けなかった可能性が高いと思われた。
沖縄県衛生環境研究所ーより引用
病院に搬送された男性は治療を施され、数日入院した後、無事に退院することができたといいます。
一般的な海のレジャーであるシュノーケリングや潮干狩り中にも、被害に遭う可能性があることが分かる怖い実例だといえるでしょう。
紹介したアンボイナガイは夜行性で、昼間ははめったにでくわすことはないそうです。
しかし、無闇に岩の隙間などに手を伸ばすと毒針に刺されてしまうことがあるようなので、注意してください。