くらし情報『手に障がいのある女性 食堂で出されたスプーンを見て、胸がいっぱいになったワケ』

2020年7月31日 19:01

手に障がいのある女性 食堂で出されたスプーンを見て、胸がいっぱいになったワケ

※ 写真はイメージ

2020年7月現在、ウェブメディア『grape』では、エッセイコンテスト『grape Award 2020』を開催しています。

『心に響く』と『心に響いた接客』という2つのテーマから作品を募集。

『grape Award 2020』心に響くエッセイを募集!今年は2つのテーマから選べる

今回は、応募作品の中から『銀のスプーン』をご紹介します。

銀のスプーン

私は両腕と指に障がいがある。左腕は欠損していて、右手は指が2本しかない。

学生時代、大学近くにワンコインでランチを提供しているアットホームな食堂があった。

学生の街ではあるが、ランチの価格が高い土地に大学があったこともあり、その食堂は学生たちに重宝されていた。おまけにサラダもスープもついているのだから、体にも優しかった。

マスターは髭を生やしていて、いつもタオルを鉢巻きのように巻いている人だった。決して愛想の良いひとではなかったが、いつもいただくオムライスのランチはとても美味しく、お金のない学生のお腹を満たしてくれていた。私はすぐこの食堂のファンになった。

ある日、いつものようにランチに行くと、銀のスプーンから木製のスプーンに替わっていた。

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