自宅に帰らない山下智久に、母親が「ありがとう」 その理由に涙腺がゆるむ
2020年7月17日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、歌手やタレントとして活躍する山下智久さんが出演。
明かされた家族とのエピソードが反響を呼んでいます。
緊急事態宣言下で、山下智久が母親に告げた言葉
番組では、山下さんの母親が書いた手紙を、MCの黒柳徹子さんが代読するシーンがありました。
山下さんの母親は、同年4~5月に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)を受けて発令された緊急事態宣言中に、息子からある言葉をかけられたエピソードを手紙で明かしています。
その言葉とは…。
今回の緊急事態宣言中では、「大切だから会わないんだ」といって、うちに帰ってきませんでした。
いつも自分のことより家族を大切にしてくれている姿が嬉しいです。
これからも頑張りすぎないで身体を大切にしてください。
徹子の部屋ーより引用
山下さんは、緊急事態宣言が発令されている中、祖父母や母親が暮らす自宅へ帰ることを自ら控えていたのです。その理由を、山下さんは次のように語りました。
今回の件に関しては、無症状の場合とかもあるっていうことだったんで、会わないようにしていました。家族と。
徹子の部屋ーより引用
仕事で複数の人と会ったり、さまざまな場所を行き来したりすることから、山下さんは慎重な行動を取ることにしたのでしょう。
家族を大切に想っているからこその行動に、心が温まりますね。
山下智久が、シングルマザーの母親への想いを告白
幼い頃に両親が離婚し、ずっと母親が1人で働く姿を見てきた山下さん。さまざまな仕事をこなしていくうちに、20歳の頃には経済的に家族を支えることができるようになったといいます。
やっぱりこう(母親が)働いている姿を見ていたので。なるべく早く、ゆっくり自分の時間を自由に使ってほしいなっていう想いで。
20歳ぐらいの時に「ちゃんと僕が経済的なことも含めて恩返ししていきたいと思うんで、もう働かなくていいよ」という風にいえたのは、本当にジャニーさんのおかげだと思うので。そこは感謝してますし。
徹子の部屋ーより引用
山下さんは、自身の所属するジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川さんの名前を出し、事務所への感謝を明かします。その上で「この感謝の気持ちは忘れずにいたい」と語りました。
山下さんが大切にしている「周囲に感謝する」という姿勢は、幼い頃から母親を始めとした家族の間で培われたものなのだそうです。
あんまりこう「(親に)これしなさい、あれしなさい」ということはいわれた記憶はないんですけど、ちゃんと「みんなのおかげでやれてるんだ」ということは、ちょこちょこいわれていたなと。
徹子の部屋ーより引用
山下さんが明かしたエピソードに、視聴者からはさまざまな反響が寄せられています。
・たいていの人は「感染させたら怖い」というと思う。「大切だから会わない」っていえるのが素敵。
・涙が出そうになった。家族のためにあえて家に帰らないなんて、なかなかできることじゃない。
・二十歳で親に「もう働かなくていい」っていえるのは素直にすごい。家族を大切にする山下さんの姿勢にグッときた。
一番身近な存在である家族に対し、日頃から感謝の気持ちや愛情を表現することは、簡単なようでいてなかなかできることではありません。
家族を大切にし、またその想いを素直に伝える山下さんの行動は、多くの人の心に響きました。
[文・構成/grape編集部]