10年間も鎖でつながれていた犬 自由になれた後の姿がまるで別の犬のよう
ギリシャで動物の保護活動をしているチャーリー・ソティリウさんはある日、家の外に鎖でつながれた犬を見つけました。
気になって近付いてみると、犬は嬉しそうにジャンプをしてチャーリーさんに抱きつこうとしたのです。
そして彼女は『ラルフ』という名前のそのオス犬が、10年間もこの場所で鎖につながれた状態で飼われていることを知ります。
犬小屋はもちろん、犬用ベッドや毛布すらなく、食事は栄養バランスのとれたドッグフードではなく残飯を与えられていました。
また、体は汚れていて、たくさんのダニが付いていたといいます。
劣悪な環境で飼われているラルフを放っておけなかったチャーリーさんは飼い主と話をして、彼女がラルフを散歩に連れて行き、必要な薬を与える許可ももらいました。
6か月間、他人の犬の世話をし続けた女性
その日からチャーリーさんは1日3回、毎日ラルフの世話に行くようになります。
まずは動物病院へ連れて行って必要な薬を与え始めると、ラルフの体調はどんどんよくなっていきました。
また体を洗ってあげたり、毛布やおもちゃも与えてあげたりして、ラルフが少しでも快適に生活できるように面倒を見続けました。