くらし情報『人間のせいでごめんね ひどい健康状態で保護された犬 その5日後…』

人間のせいでごめんね ひどい健康状態で保護された犬 その5日後…

※写真はイメージ

アメリカ・ロサンゼルスを拠点に動物の保護活動をしている団体『ホープ・フォー・ポーズ(Hope For Paws)』に若い男性から、「病気の野良犬を見つけたので助けてほしい」という電話がありました。

人通りの少ない橋の上にいたその犬は見るからに健康状態が悪く、立ち上がることもできないほど弱っていたといいます。

『ホープ・フォー・ポーズ』のエルダッドさんとリサさんが急いで現場に向かうと、そこにいたのはガリガリに痩せ細り、体中がダニにまみれたオスのピットブルでした。

2人はすぐに犬を車に乗せて動物病院へ直行。その途中で犬に『デニス』という名前をつけてあげます。

病院に到着後、医師と看護師たちはデニスの体からダニを取り除き、体をきれいに洗ってあげます。

デニスはひどい貧血状態で、緊急な輸血が必要でした。そこでリサさんの愛犬『ローラ』の血を採り、デニスに輸血することにしました。


それから5日間、神経内科医、循環器専門医、内科医のスペシャリストたちがデニスの診察をして、あらゆる手を尽くしました。

しかしデニスにはもうそれらの治療に耐える体力は残っていませんでした。

そしてデニスは保護されてからわずか5日後に、『ホープ・フォー・ポーズ』のスタッフや医師たちに見守られながら静かに息を引き取ったのです。

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