「問題は、紫外線ではなく偏見」 日本気象協会が訴えた現代の『偏見』とは
強い日差しを和らげてくれる日傘。
日本気象協会によると、真夏に日傘をさすと体感温度が7℃も下がるといいます。
2020年は新型コロナウイルス感染症の流行によって、日傘をさせば社会的距離(以下、ソーシャルディスタンス)を保てるとして使用が呼び掛けています。
学校でも、そのような効果を期待して日傘をさして登校するようにしているところもあるようです。
問題なのは紫外線よりも偏見
しかし、『日傘=女性のもの』というイメージがある人もいるでしょう。
「男性が日傘をさしているのはおかしい」「男性が日傘を買うのは変」と考える人がいるのも事実。
そのような考えから、積極的に日傘をさしている男性はまだ少ないようです。
ですが、暑さは男女問わず変わりません。
また、ソーシャルディスタンスを保つのにも男女変わりはないのです。
そこで、日本気象協会は、男性にも日傘をさしてもらおうと3つのポスター制作。反響が上がりました。
日傘は無限に日陰を歩けます
冒頭でも説明した通り、暑い夏の日に日傘をさすと体感温度は7℃下がります。
暑い中、歩く人にとって7℃の温度変化は大きいものでしょう。