『信じる』ってどういうこと? 芦田愛菜の持論に「反省した」「やっぱすごい!」
2020年9月3日、映画『星の子』の完成報告イベントに主演の芦田愛菜さんが出席。
その際に語った言葉が「大人だ」と反響が上がっています。
芦田愛菜の思う『信じる』
映画『星の子』は、芥川賞作家・今村夏子さんの同名小説を実写化。
映画のテーマを受け、芦田さんは『信じること』について持論を展開しました。
あやしい宗教を信仰する両親に育てられた中学3年の少女・ちひろの葛藤と成長を描く物語。テーマである「信じる」について芦田は「『その人を信じる』というのは、その人自身を信じているのではなくて、自分が理想とする人物像に期待してまっていることなのかな」と考えたと明かし、「だからこそ人は、裏切られたとか言うけれど、それはその人の見えなかった部分が見えただけであって、そのときに『それもその人なんだ』って受け止められる揺るがない自分がいることが信じられることなのかなと思った」と持論を展開した。
サンケイスポーツーより引用(原文ママ)
「裏切られたのではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ」という言葉は印象的です。
芦田さんは、人々があえて「信じる」と口に出すことについて、次のようにも語りました。
続けて「だからこそ人は『信じる』って口に出して、不安な自分がいるからこそ成功した自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないかなって思いました」と締めくくると、父親役の永瀬は「しっかりしてるでしょ?」と“まな娘”を絶賛した。
サンケイスポーツーより引用
芦田さんのいうように、人は寄りかかる先を求めて「信じる」といってしまいがちなのかもしれません。
まだ16歳とは思えない深い言葉に、多くの人が感銘を受けています。
・見習いたい考え方。
・芦田さんは読書家だから、達観するのも納得!
・『自分の都合のいいようにしか考えられない大人』な自分が恥ずかしくなった。
・『信じる』ということをもう一度見つめ直すきっかけになりました。
寄りかかるための『信じる』なのか、それとも相手を受け入れる準備ができた『信じる』なのか…。
発言する前に、ひと呼吸おいて考えたくなりますね。
[文・構成/grape編集部]