「彼の一生は幸せでした」 天国にいる愛犬の『追悼記事』が涙なしでは読めない
アメリカでは誰かが亡くなった時、著名人でなくても地域の新聞に死亡記事を掲載する習慣があります。一般的には故人の亡くなった日時や場所、葬儀の日時などが記載されます。
2020年9月、サウスカロライナ州に住むサリー・グレゴリー・ハメットさんは最愛の家族を失いました。
それは愛犬のゴールデンレトリバー『チャーリー』。子犬の頃から一緒に暮らしてきたチャーリーはサリーさんにとって大切な家族の一員でした。
チャーリーがいなくなってから、サリーさんは悲しみに打ちひしがれていました。そして彼女はチャーリーが生きた証と彼の思い出を特別な形で残したいと思ったのだそう。
そこで文章を書くのが好きなサリーさんはチャーリーの死亡記事を書くことにしたのです。
天国にいる愛犬の死亡記事を書いた女性
ウェブメディア『Bored Panda』によると、サリーさんは当初、地元の新聞に死亡記事を出すつもりだったのだそう。しかし掲載料が高額だったため、本物そっくりの記事を作ってTwitterに投稿することにします。
そして彼女が実際に作った記事がこちらです。
I wrote my dog an obituary because of course I did. He was the best boy. pic.twitter.com/FKmqeivtq9
— Sallie Hammett (@SallieGHammett) September 22, 2020
チャーリーを偲んで
9月13日日曜日、チャーリー・ジェームズ・グレゴリー・ハメットがママの腕の中で穏やかに虹の橋を渡りました。
チャーリーは散歩、木の枝を集めること、泳ぐこと、笑うこと、居眠りすることが大好きでした。正直いうと、彼は犬生で与えられることすべてを愛していました(階段を除いては)。
チャーリーはビーチやドライブ、バナナ、ソックスも大好きで、おいしいおやつがもらえる祖父母の家に行くといつもリスを追いかけていました。
キャンプやハイキング、釣りにも行きました。
チャーリーは最高の犬生を送りました。
チャーリーが何より愛していたのは彼のママです。彼はあらゆることが得意でしたが、特に上手だったのが無償の愛を与えることでした。
彼は出会った人たちに、人を愛することについて教え、人々の中によさを見出すことに長けていました。
チャーリーは5か月間、リンパ腫と勇敢に闘いました。最後の数日間を大好きなビーチで過ごした彼は幸せだったと思います。
私たちは永遠にチャーリーがいないことをさびしく思い、彼のことを思い出すでしょう。しかし彼が残してくれた愛は決して揺らぐことはありません。
お花を送ってくださる代わりに、チャーリーのためにどうかあなたの愛犬に特別な愛を送ってあげてください。
@SallieGHammettーより引用
この投稿は拡散され、サリーさんには同じく愛犬を失った人たちからのお悔みのメッセージがたくさん寄せられました。
またコメント欄は天国にいる犬たちの愛らしい写真で埋め尽くされています。
※画像上の矢印をクリックするとほかの画像を見ることができます。
愛するペットを失う悲しみはこの上ないことです。そしてその悲しみの乗り越え方は人それぞれなのだと思います。
サリーさんはチャーリーのことを多くの人に知ってもらうことで、彼の7年間の幸せな犬生を祝福したかったのではないでしょうか。
この記事を書いたことでサリーさんの悲しみが少しでも癒されているといいですね。
[文・構成/grape編集部]