「何かがおかしい」 オンライン授業中の先生が、生徒の祖母の異変に気付き…?
アメリカでは新型コロナウイルス感染症の対策として、多くの学校がオンラインで授業を行っています。
こうした中、ビデオ会議アプリ『Zoom』を使って授業をしていた教師が、生徒の家族の命を救うという出来事がありました。
ミシガン州の小学校で5年生のクラスを担当しているジュリア・コーク先生が『Zoom』で授業を始めようとした時のことです。
ある生徒の祖母からコーク先生に「Zoomがつながらない」という電話がかかってきます。
祖母のシンシア・フィリップスさんはコーク先生に「孫のタブレット端末が充電できない」と伝えようとします。
その時、コーク先生は何かがおかしいと感じたのだそう。なぜならシンシアさんのろれつが回っておらず、何をいっているのか理解できなかったのです。
生徒の祖母の様子がおかしいことに気付いた教師は…
海外メディア『CNN』によると、コーク先生はすぐに校長先生を呼び、電話を替わってもらったのだとか。
すると校長はシンシアさんの声を聞いて、彼女が脳卒中を起こしていると確信します。
校長はすぐに救急車を手配し、さらに学校の職員2人をシンシアさんの家に向かわせました。
そしてシンシアさんは病院へ搬送され、処置が早かったおかげで命を取り留め、少しずつ回復しているということです。